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テーマ:ソウルフード(6)
カテゴリ:BQグルメ
子供のころ口にした食べ物が懐かしい。私の郷里では寿司と云えば稲荷寿司だった。油揚げと干瓢を甘辛く煮込み、煮込んだ油揚げの中に酢飯を詰め込んで俵形に膨らませて、干瓢を巻いて仕上がりです。破れた揚げを補修するために干瓢を巻いたと云う声もありますが、我家では全部の稲荷寿司を干瓢で巻いていた。油揚げの美味しさと干瓢の旨さは素材の差でその美味しさに違いがあるわけです。運動会と遠足と云えば弁当に母がつくって持たせてくれたものです。 稲荷寿司はすべからく干瓢を巻いているものと思っていたが、東京に出て行ったら稲荷寿司に干瓢が巻かれてなかった。最初は、駅中の立ち喰い蕎麦屋の稲荷寿司だから省略しているのかなと思ったが、他でも干瓢の巻かれた稲荷寿司を見ることができなかった。福島県に転居してからも見ることはなかった。そこで干瓢の生産地を調べてみたことでその謎が解けたというわけです。 干瓢の植付け栽培は栃木県南部地方で主にやられていた。稀に私の故郷、群馬県東部地域でも近所で栽培する農家があった。そうなんです。干瓢が栽培されていた地域で見られた稲荷寿司の干瓢巻きだったのです。栃木県佐野市から埼玉県熊谷市妻沼町までの一帯が酢飯を詰めた油揚げをカンピョウで俵巻きしたお稲荷さんが作られているようです。 佐野市 いなりすし俵 ふみきり寿司 太田市高林 増田屋すし店 小林寿司 はしもと寿司 妻沼町 聖天寿し(いなり、干瓢巻き) 森川寿司 宇都宮市 万年いなり亀広 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 私のソウルフードを書き出してみよう。 ・夏の冷や汁手打ちうどん ・焼まんじゅう ・チタケうどん ・炭酸まんじゅう ・カンピョウ俵巻いなり寿司 ・きぬかつぎ(蒸した里芋) ・ねぎぬた ・大根そば ・茄子の樽漬け ・ナマズの天ぷら ・すいとん ・みそおにぎり ・干しいも ・春先の草餅 (きな粉でたべる) ・たにし油味噌炒め (鉄鍋で竈の残り火でコトコト温めた) ・鶏肉の甘辛煮 (出刃包丁の背で骨を砕き煮込骨団子も) ・どじょうの醤油煮込 (初冬の煮凝りドジョウ) 焼まんじゅう以外は、わが家の手づくりおふくろの味だ。 最後の3つは母の実家、爺さん婆さんの味です。 ※ 以前にも書き込んだ私のソウルフードはこちらです。2015/07/03 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 食べに足を運びたいお店として ・うなぎ 下三林の魚玉 ・なまずの天ぷら 雷電神社前の小林屋 鰻丼が今よりも気軽に食べられた時代は3〜40年前だった。今では5千円も出さないと食べられない高級品となってしまったのでランチに気軽には口にできない時代になってしまいました。その点、魚玉は今でも半値近い金額で美味しい鰻丼を提供してくれているのでうれしいお店です。 一方でナマズの天ぷらですが、思い出深いのは小学4年か5年のころ、父親が仕事の部下とで大きなナマズを5〜6匹の大漁だったことがあり、わが家で調理してナマズの天ぷらで宴会を都合2度くらい開いた記憶がある。そのときに揚げたてのふわふわのナマズの天ぷらの美味かったこと。いまだに鮮明に覚えている。約9年前に喜多方市のお食事処、丸市さんでナマズの天ぷらが食べられることがweb検索でわかり食べに足を運んだことがある。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021/06/01 08:46:01 PM
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