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テーマ:東京オリンピック(611)
カテゴリ:随想
東京五輪と言った前回、1964年のオリンピックは、敗戦後から立ち直ってアジアで初めての開催国となり我が国が高度成長期へのキッカケになったわけです。首都高速道路や新幹線といったインフラもこの機にできあがった。
というわけで今回のオリンピック招致が決まった2013年9月、失われた20年と云われる低迷した経済がまたオリンピック開催を契機にして盛り返すのではないかと期待した人もあったのではないでしょうか。 ところがメインスタジアムのデザイン決定もご破産になり再度のコンペとなる。続いて五輪マークのエンブレムデザインも盗作疑惑でご破産、再コンペ。それだけでない次々と役員も交代。そして世界に拡がるコロナ禍で開催が1年延長。最後まで開催されるかどうかが危ぶまれた今大会でした。 真夏の開催でしかも無観客。テレビ放映権やらIOCの体質があれやこれや云われ、オリンピック招致も金銭が絡んでいることが表沙汰になり、これから開催国に名乗りをあげる国々が躊躇するのではないかとも云われ始めている。 終わってみれば、日本のメダル獲得数は過去最高。金メダル27個、銀メダル14個、銅メダル17個、合計58個で全体3位でした。期待されていた選手が敗退してゆく姿。思わぬ伏兵が金メダルという報道のされ方もありますが、世界一を目指していたからこそであり、世界一になるには並大抵ではないことが伺わせられた。 2週間開催されたTOKYO五輪2020、終了しました。14日間でしたが終わってみれば、あっという間でした。57年前のほうが感動的だった。なんとなれば、おらが町のゴールドメダリストの輩出というドラマがありましたが、今回はそれがなかった。テレビの中のできごとにすぎなかったというわけです。 閉会式のTV視聴率が想定外の高視聴率であったと話題に上っていた。開会式の進行が不評だったにもかかわらず、私も閉会式はどんだけと思って見たわけですが、、、昨今はスマホ片手にSNSへのつっこみ投稿と併せて見る観方なんだそうだ。誰でもが批評家になって同時進行で画面を見る、リアルタイムで参加型で楽しむという、TVの観方もだいぶ変わってきています。SNSを通じてもの云う視聴者が増えているんですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021/08/13 08:18:35 AM
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