70歳と半年になりましたが、もの事が理解できる年齢、小学生低学年のころに70歳と云えば杖をついた老人の姿、よろよろ歩く。当時はそうだった。今の姿は当時の想像を超えているどころか夢、幻の世界に生きている。自家用車に乗って高速道路を100Kmで走る。カーナビ付きでアナウンスしてもらいながら見知らぬ地でも辿り着ける。こんなことは考えられない世界だ。スマホを持ってその気になればいつでも通話可能。日本中に友達がいる。その気になれば毎日でも温泉に入れる生活なんて想像だにしていなかった。美味しいものはいつでも口にできる。かえって美食による病気を怖れてセーブしているような状況なのだ。毎日四股踏み100回をこなしている70歳の姿は想像していなかった。
ご飯炊き、風呂炊きに至ってはボタンを押すだけで炊き上がる、沸き上がる。小学生のときの未来の姿を絵に描いた事がありますが、まさにその世界に、あるいはそれ以上の世界に生きています。飛行機に乗って高度1万メートルを飛ぶ真夜中のジェットストリューム、城卓也・東京FMを高校生の時に友人宅のステレオ放送で聴き、約20年後に実体験できるとは思わなかった。また実家のことだがピアノのある生活なんて考えられなかったが、自転車しか乗らなかった母が孫に買ってやったのにもビックリした。小学校の卒業式で蛍の光を演奏したり、大学を一番で卒業したりする孫を見られて母もある意味波乱万丈だったかも。わが家は私の小学生時代は借家暮らし、隙間から月の光が入ってくるし雨が降るとバケツと洗面器の合奏が始まる。青大将が天井から落ちてきたこともあった。
私の親孝行はメガネを買ってやった事と晩年まだ元気な頃、すきな鰻を食べに出かけてこんな美味い鰻は初めてだと云われたことを思い出す。たいした親孝行ができずに「親孝行したい時には親はなし」である。
近所のスーパーに買い物に行けば、目移りするほどに美味しそうに見える食料品がいっぱい並んでいます。食べたいものを手に取ったのは白菜漬けの漬物、203円でした。いただきものの大根が沢山ある。大根を刻んで干して漬物をつくることにしよう。
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