カテゴリ:ママの仕事
『奇跡』 かしこい人には「それは奇跡じゃない!」なんて 言われちゃうかもしれないけど。。 。+゜(o´艸`)。+゜ 最近の仕事の話です。 一つ目は、 脳梗塞で入院されていた失語症のおばあちゃん。 去年の夏に、入院されたんだけど、 入院中に2度脳梗塞を再発されて、 経管栄養の寝たきりとなってしまい、 声もまったく出せなくなってしまいました。 それから約半年。 突然、話したの! 「ありがとう。また今度。。」 驚いたのなんのって。。 ぉお!!(゚ロ゚屮)屮 聞き間違いかと思って、 廊下に飛び出して、看護師さんをつかまえて 確認してもらったよ。 そのあとも、気分のいい時は ポツポツと話してくれるおばあちゃん。 家族の方も、看護師さんも、リハスタッフも、 誰もが予測できなかったスペシャル☆サプライズでした。。 もう1つは、肺炎で入院されたおじいちゃん。 覚醒状態が悪くて、ひと時も目が開けられなくって、 一瞬目を開けて「のど渇いた…」って ニタッと笑ったと思ったら、すぐに眠っちゃうの。 大きな口を開けっぱなしだから、 口の中も、のどの奥までカラッカラ。。 日中だけでも…と、奥さん、看護師さん、リハスタッフ、 みんなでいろんな手段で起きてもらおうとがんばったんだけど、 起きられないおじいちゃん。。 病前は将棋がプロ級にうまくて、 本をよく読んでいたという奥様からの情報。 2か月ほど、この状態が続き、 結局、食事がとれずに胃ろうをあける結果になってしまいました。 その後、1か月ほど経過したあたりで、 長~い眠りから急に目覚めたおじいちゃん。 まさしく奇跡☆ ぉお!!(゚ロ゚屮)屮 何にも無かったように冗談を言ったり、 歩行器で歩き、嚥下訓練でゼリーを食べています。 週3回の透析も週1回に減るなど、 驚異的な回復力を見せています☆ あと、もう1つ。 これは奇跡とは関係ないんだけど。。 長い間、心臓と呼吸状態が悪くて、 一般病棟とICUを行き来していたおじいちゃん。 さわやかな献身的なおばあちゃんと 食事を口から食べるために 一緒にリハビリをがんばっていました。 おじいちゃんが痰が出しやすくなるように…と、 かざぐるまを買ってきて一緒に吹いたり。。 亭主関白な関係かと思えば、 おじいちゃんが奥さんに怒られていたり… 仲むつまじいご夫婦☆ そんな中、おじいちゃんが急変して 帰らぬ人となってしまいました。 あまりに急すぎて、 挨拶もできなかったんだけど、 2ヵ月ほど経過した今日、 突然奥さんが病院まであいさつに来られました。 「前からあいさつに来なきゃ、来なきゃと思ってたんだけど、 こんなに時間経っちゃいました。 ようやくおじいさんの死を受け入れられたと思って、 今日、がんばってここへ足を運んだんだけど、 やっぱりまだダメみたいねぇ。。 でも、自分が最後まできちんと看取れることが できたと思っています。」と、涙される奥さん。 遺体は献体に提供されたそう。 おじいちゃんの遺言だったのかな。。 とっても仲のいいご夫婦だっただけに、 じっくりと相談されたんだろうなぁ。。 自分もこんな風にパパと年を重ねられるのかな。。 いろんな思いが交錯しちゃった… 今の仕事に就いて長くなるけど、 教科書に載ってないことって、 たくさんあるんだよね。。 驚きと学びと、…反省の毎日です。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|