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2011.08.02
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カテゴリ:ぼやき
竹島の領土問題で韓国が過剰反応してるようです。

■自民議員、韓国で入国拒否!とんでも対応に非難ゴウゴウ (夕刊フジ)
 韓国・鬱陵島視察のため、訪韓した自民党の新藤義孝衆院議員と稲田朋美衆院議員、佐藤正久参院議員の3人が1日午前、ソウル・金浦空港に到着したが、韓国政府に入国を拒否された。新藤氏は同行記者団に「韓国政府から、出入国管理法を適用し、入国不許可とすると伝えられた」と説明した。日本の国会議員が入国拒否されるのは極めて異例。外交常識を逸した、韓国側の理不尽極まる対応に日本側の反発は必至だ。

 3人は、韓国が不法占拠している竹島関係の博物館などの視察を目的に鬱陵島を2、3日に訪れる予定だった。入国審査では「竹島の領有権主張のためではない」と説明、理解を求めたが、韓国側は出入国管理法の「公共の安全を害する行動を起こす恐れがある」との入国禁止規定を適用したとみられる。

 7月31日には、新藤氏らと合流を予定していた竹島問題に詳しい下条正男・拓殖大教授が仁川空港で入国不許可とされていた。

 新藤氏らは出発前、羽田空港で記者団に対し「行かなければどう喝に屈したことになる。韓国が入国させないなら日韓両国の友好に疑念が生じる」と述べ、枝野幸男官房長も1日午前の記者会見で、韓国政府が入国を許可しない方針を示していることに「そういう対応は受け入れられない」と述べていた。

 韓国の対応に、自民党内では「国会議員が『平穏に現地視察をしたい』というのに、『身辺の安全確保が難しい』として入国拒否するのは異常。脅しのようにも聞こえる。これでは一般人も落ち着いて観光できない。近代国家としての体をなしていない」などと、批判の声が強まっている。
[ 2011年8月1日17時00分 ]

■佐藤優の眼光紙背】韓国政府による自民党視察団入国拒否にどう反撃するのが竹島問題をめぐる日本の国益に適うか (眼光紙背)

 8月1日、韓国の鬱陵島を視察する目的で、韓国ソウル市の金浦空港に到着した自民党所属の国会議員3人が入国を拒否された。

視察団のメンバーは、自民党の「領土に関する特命委員会」の新藤義孝、稲田朋美両衆院議員、佐藤正久参院議員。1日から4日間、竹島の北西90キロの鬱陵島で竹島関連の資料を集めた「独島博物館」などを見学するとしていた。
 視察団の説明では、公共の安全などを害する恐れがある者の入国を禁止できるとした出入国管理法に基づいて「両国の友好関係に役に立たないため、政府として入国を不許可とする」と伝えられたという。
(8月1日asahi.com)

 自民党視察団の鬱陵島訪問に、韓国の世論は激しく反応しているが、これは韓国の弱さを示すものだ。視察団は韓国の入国手続きに従って、入国しようとした。韓国の国家主権からすれば、何の問題もない話だ。これに対して過剰反応している韓国のナショナリズムがいかに常軌を逸しているかを示している。韓国政府もナショナリズムを沈静化するのではなく煽り立てている。以下の報道を見て欲しい。


日韓が領有権を主張する竹島(韓国名・独島)をめぐり、自民党国会議員の視察団が同島に近い韓国・鬱陵島への8月初旬の訪問を計画している問題で、韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領が「身の安全が憂慮されることを日本政府に公式に伝えて協議するように」と外交通商省に指示した。大統領府が27日明らかにした。
(7月27日asahi.com)

 一国の国家元首が、他国の国会議員が入国すると「身の安全が憂慮される」などというのは尋常な事態ではない。しかし、このように異常な興奮をしている国家は、恐れるに値しない。国際常識を欠いた感情的行動は、国際社会の共感を得ない。韓国の圧力に屈せず、淡々と金浦空港に降りた新藤義孝衆議院議員、稲田朋美衆議院議員、佐藤正久参議院議員の勇気を讃えようではないか。

 韓国政府に知恵者がいたならば、今回の事態を反省し、より狡猾な手段を考える。それは日本の国会議員や市民を積極的に竹島に招くことだ。「是非、独島(竹島の韓国名)を訪れてください。ただし、独島は韓国の領土なので、日本のパスポートを持参し、韓国の出入国手続きに従って入国していただきます」と言う。そして、竹島に上陸したときに、「大韓民国・独島入国管理事務所」というスタンプを押す。こうなると韓国の竹島に対する支配を合法であることを日本政府が認めたという主張を韓国政府が行うことができるようになる。

 北方領土に関しては、日本国民がロシアの法的手続に従って北方領土を訪問することの自粛を訴えた閣議了解(平成元年9月19日、同3年10月29日、同10年4月17日、同11年9月10日)がある。しかし、竹島に関してはこのような閣議了解はない。可及的速やかに韓国の法的管轄に従う形での日本国民の竹島への渡航を自粛させる閣議了解を行うことが国益に適うと筆者は考える。もっとも、現下日本政府の混乱を考慮すると、このような政治決断を必要とする閣議了解を菅直人総理が直ちに行うことができるとは思えない。そこで提案がある。竹島問題を憂うる国会議員が「島根県の竹島は、わが国固有の領土であるにもかかわらず、大韓民国によって不法占拠された状態にある。日本国民が、韓国の法的手続きに従って竹島を訪問することは、日本政府の立場と相容れず、かかる訪問は自粛すべきと認識するが、この認識で間違いないか政府の立場の確認を求める」という質問主意書を提出するのだ。この質問主意書の答弁を作成するのは、外務省アジア大洋州局になる。杉山晋輔アジア大洋州局長が、腰抜け対応をしない限り、この質問主意書に対する内閣の答弁書は、肯定的なものになる。質問主意書に対する内閣の答弁書は閣議了解を必要とする。これで実質的な閣議了解を担保することができる。

 韓国が興奮して支離滅裂な対応をしているのに対し、日本は、冷静かつ狡猾に、竹島問題について、日本の立場を一歩前に進める仕込みをすべきだ。もちろんこのような内閣の答弁書が出れば、韓国政府は猛烈に抗議してくるであろう。大いに結構なことだ。日本政府としては、「それでは韓国の抗議に外交交渉を行いましょう」と答えればよい。韓国はこれまで竹島の領有権をめぐる問題は存在しないという立場から、外交交渉を拒否してきた。これに風穴を開けるよい機会になる。外務官僚に知恵があれば、この機会を日本に有利な方向に転換することができる。(2011年8月1日脱稿)

■「侵略主義の血」「外交的横暴」… 鬱陵島視察で韓国メディアが感情的批判 (J-CAST)
竹島(韓国名: 独島)の「前線基地」とされている鬱陵島(ウルルンド)への視察を計画していた自民党の国会議員3人が韓国政府から入国拒否された問題で、韓国側の批判が高まっている。空港で行われたデモでは議員の顔写真が燃やされたほか、現地メディアは、「招かれざる日本の極右たち」などと、3人に対する敵意をあらわにしている。

入国拒否されたのは、自民党の新藤義孝衆院議員(53)、稲田朋美衆院議員(52)、佐藤正久参院議員(50)の3人。

征韓論主張した西郷隆盛になぞらえる
2011年8月1日朝、羽田空港からソウル・金浦空港に降り立ったものの、直後に「公共の安全を害するおそれがある」などとして入国拒否を通告され、約9時間後の羽田行き最終便で帰国した。

韓国側の反発は激しく、金浦空港に500人、鬱陵島行きのフェリーが出る浦項港には200人のデモ隊が終結。3議員の写真を燃やす人や、3議員の写真が貼られた棺おけを運び込む人、唐辛子の粉をばらまく人などが次々に出現した。

現地メディアも、そろって3議員の訪問には批判的だ。各メディアがそろって強調しているのが、3議員の経歴だ。団長の新藤議員は硫黄島で戦死した栗林忠道中将の孫で、稲田議員は東京裁判や、いわゆる南京大虐殺に否定的な立場を取っている。佐藤議員は自衛隊の出身だ。このようなことから、「右翼議員」だとして攻撃を強めている。

例えば、朝鮮日報は、「招かれざる日本の極右たち」と題した記事で3人の動きを詳報。

「午後3時ごろには航空会社が準備したビビンバで昼食を取った。」
「一行は帰国直前に随行員を通じ、空港の免税店で韓国産ののりを購入した」
といった、かなり細かい行動まで報じた。また、論説では

「日本の世論を扇動する効果を得ようという計算が見える。19世紀末、征韓論を主張した西郷隆盛は、自分を朝鮮使臣として送り出してほしいと頼み『朝鮮が私を殺すなら、それを理由に朝鮮を討てばいい』と語った。自民党議員による鬱陵島訪問計画は、日本の右翼の源としてあがめ奉られる西郷隆盛の戦術をまねたという話もある」
と、西郷隆盛を引き合いに出して、日本の世論が高まることへの警戒感を示した。

韓国の議員は島根県に来て抗議行動をしている
中央日報も、

「自分が金浦(キンポ)空港で追い返される場面をできる限り浮き彫りにして日本国民の感情を刺激し、独島を外交・領土紛争地にするという意図をはっきりと表したのだ」
と、同様の見方で、与党・ハンナラ党幹部の

「自民党議員らが入国を強行するのは、違った形での侵略行為だ」
「今回訪韓する日本議員らは刃物を持っていないだけで、韓日関係を真っ二つに切る刺客と何が違うのか」
といった発言を報じている。

また、東亜日報は、社説で「『侵略主義の血』拭うことができない日本」と題して、

「韓国人の国民感情を全く考慮しない外交的横暴だ」
「韓国は、独島を紛争地域化しようとする日本の策略に巻き込まれない慎重な姿勢が必要だ。日本の保守系は、歴史的に挑発の選手だ」
などと感情的な批判を展開した。

日本側も決して黙っている訳ではなく、佐藤議員はツイッターで

「日本の国会議員が鬱陵島に行って韓国の国会議員と竹島シンポジウムを行うのも良いし、逆に韓国の国会議員を日本や島根に呼んで行うも良し。立場の違いを理解し議論が大事。日本は入国拒否をしないので韓国国会議員を日本に呼んで議論するのが現実的か?」
「韓国国民は、韓国の議員や韓国有識者等が2月22日に島根県に来て抗議行動をしていることを(知っているのか)。その際、日本政府は入国禁止措置を取ったり、竹島博物館を見ることを拒絶したことはない。どれだけの韓国国民が知っているのだろうか?」
などと応戦している。
[ 2011年8月2日18時19分 ]


韓国もちゃんと冷静な判断ができる国になってくれればいいのですが。





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最終更新日  2011.08.09 23:04:59
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