贈る言葉
さて、どんだけ放置していたのか。悠吾も4歳になりました。忘れていたパスワードが出てきたので久しぶりに更新。6年生の卒業アルバムにのせる為の、原稿を渡された。 そうか、そういえば、そんなのあったなぁ~。 私なんかが、偉そうな言葉を彼らにかけて、いいのだろうか。 何を書いたらいいんだ??? とりあえず、昔自分の先生はどんなことを言っていたのか、小学校の卒業アルバムを引っ張り出してみた。 で、先生達の言葉そっちのけで、当時の自分達の書いた作文を没頭して読んでしまった。 今は、結婚して何児もの母になった友達。 医者になった友達。 もう、どうなったかぜんぜん知らないあの頃の友達。 12歳だった自分達の日常がそこには、切り取られていて、どんな大人になりたかったのか、何が楽しかったのか、幼いなりにみなが書き綴っていて、なんだかぐっときた。 日本がバブルに沸いていた頃小学生だった私達の作文は、なんだか希望に満ちている。努力すれば、報われて、立派な大人になれる。だから、頑張っていきますって。 スマップの「夜空の向こう」の歌詞が頭にちょっとながれたり。 「あの頃の未来に、僕らはたっているのかな。 すべてが思うほどはうまくいかないみたいだ。」 17年もたって、あれ以来世の中はずっと不況で、6年生だった自分の2倍以上の年月を生きてきて、すっかり大人になった自分達。 あの頃思っていたような、立派な大人になれた子もいるだろうか。 少なくとも、私はあの頃の自分の期待には、応えられてないなぁと思う。 でも、これまでの自分を振り返って、まぁまぁやってきたんじゃない?とも思う。 とか、色々かんがえながら、結局贈る言葉が、さっぱりすすまん。 「失敗をおそれず、何事にも取り組んでください。」 「感謝の気持ちをわすれずに。」 ああ、べただ。いや、べたな方がよいのか。 子供の心には残らんな。いや、残そうってのが恥ずかしいよ。何様だよ。みたいなせめぎ合いが私の中でおこなわれてます。