納豆考
納豆との衝撃的な出会いは、小学生の時の給食。 当時、私の実家では納豆は食べなかった(祖母、父が嫌いだった)。 その日の給食には、マッチ箱くらいの袋入りのモナカが出ていた。 モナカといえば、中身はバニラアイスと相場が決まっていたので、「今日はアイスだ~、ラッキー。」とみんな喜んだ。 決まっていた訳ではないが、当時はみんな、お行儀良くデザートは食後に食べていた。 いつも一番に食べ終わるY君が、モナカを一口食べて、「なんだこれー!」 口からモナカの間には、細~い糸。中に入っていたのは、納豆だった!! あっという間に、教室中がブルーになった。 納豆を食べた事のなかった私はもちろん、モナカはうちへお持ち帰りとなった。 その納豆入りモナカを食べたのは、母である。母は納豆を食べれるが、みんなが食べないので食卓に出さなかっただけだった。 しかし、給食の献立表がちゃんとあったはずなのに、誰一人としてチェックしてなかったのね。 結婚してから、朝食にお手軽、ということで、納豆を買うようになった。 でも、夫婦そろってそんなに好きでないので、50gのパックを二人で分けて食べていた。いつも買うのは3Pで100円なので、3日もつ。 種類も、大粒よりは小粒、できれば挽き割りを選ぶ。 最近、次男H氏が納豆好きになった。初めて食べさせた時はイヤがったのに、どうも、パックにつられて食べているよう(パックの形が好き)。 つられて長男T氏も前より食べるようになった。 が、毎朝食卓に並ぶのは1パックだけ。大人がこれ幸いとばかりに、食べなくなったのだ。 結局、あんまり好きではないのね。 二人目妊娠中に、栄養指導で鉄分の多く採れる料理として、「ニラ納豆」なるものを教わって来た。 その頃、丁度貧血気味と言われていたので早速作ってみた。 ゆでたニラを2センチくらいに切って、納豆と和える、と言うしごく簡単なものだったが、これがすごくまずい。 これを食べたせいで、ニラも納豆も食べられなくなってしまった! 納豆を食べたのは、1年くらい経った後である。