You've got a friend (君の友だち)/ Carole King
9月最後の日曜日、いかがお過ごしですか?今日の曲は、11月に来日するキャロル・キング '71年のヒット曲、というより、もはやスタンダードナンバーのYou've got a friend (君の友だち)です。BCRの Saturday Night で「サタデー」の綴りを覚えたように、歌詞にある、「winter, spring, summer,or fall 」に、なんで冬から始まるかなあ?と首をかしげながら英語の四季を覚えた方も、いらっしゃるかもそういえば、以前取り上げた、Stevie Wonder の I've just called to say I love you (心の愛)も、「No New Year's Day to celebrate ~」と、1月から始まってましたっけ。そのあたりの事情に詳しい方がいらしたら、教えて下さいね昭和17年、ポール・マッカートニーの誕生4ヶ月前に、NYに生を受けたキャロル・キングさん(午年)は、天皇陛下が婚約され、マドンナやマイケル・ジャクソン、プリンス、ケイト・ブッシュに原辰徳、桜田淳子、森昌子、岩崎宏美、玉置浩二、小室哲哉、假屋崎省吾、山田五郎、小宮悦子、安藤優子、青島健太、高橋ジョージ、陣内孝則、久本雅美 etc.が生まれた昭和33年にデビューしました。なんだか、濃いメンバーだなあ・・・次の年のラインアップにも大物が目白押し(目黒押しとは言わない・・)だけど、それはまたの機会にちなみに同期は、「三丁目の夕日」でお馴染みの東京タワーや、お財布にいると嬉しい一万円札、日清チキンラーメン、回転寿司、峠の釜飯、アルミホイル、フラフープ、スバル360、長嶋茂雄、大江健三郎、山崎豊子、城山三郎、水木しげるetc.これまたインパクトの強いメンツ・・・歌手はいないのかと思ったら、日本レコード大賞ができたのはどうも翌年からだったようなので、よくわかりません今日の主役、キャロルさんに戻しましょう初めのうちこそパッとしなかった彼女も、作曲者として頭角を現し、60年代に入り、当時の夫、チャールズ・ゴフィンと組んで歌手に提供した楽曲の数々は、ヒットチャートの常連となりました。同時代の永六輔・中村八大コンビのように一世を風靡したものの、ビートルズの全米上陸の煽りを受け、人気は下火に公私ともに一緒のコンポーザー夫婦だと、落ちる時も一緒で、なかなか厳しかったようです。私生活もうまくいかなくなり、やがて離婚。ビートルズファンとしては、「Oh、ごめんね、キャロル」って感じですお相撲さんじゃないけど、仕切り直して、'70年、万博の年に、シンガーソングライターとしてソロデビューし、翌年出したつづれおり(Tapestry)でグラミー賞4部門を受賞しました。全米アルバムチャートで連続302週、ヒットチャートにいたというのだから驚きです。ロングセラーの日本記録・中島みゆきさんの「地上の星」が連続174週、しかもシングルだったことを考えただけでも、いかに息の長いヒットだったかがわかります。発売時に小学一年生だった子の卒業が近づく頃まで、ず~~~っと、ヒットチャートにい続けるアルバムは、もう出てこないのでは名曲揃いのアルバムですが、ビートルズに夢中だった10代の私はなんとなくスルーし続け、数年前に、やっと手にしました。若い感性で聴いたらどんな印象を持ったのか、当時に遡って鑑賞してみたい気もしますが、今の自分には、落ち着いたピアノ弾き語りがとても馴染みやすく、タイトル曲の「Tapestry」の歌詞に惹かれます。縦糸と横糸が絡み合って作り上げるタペストリー(つづれ織り)は、人生そのもの。時の流れにも色あせない、いぶし銀のようなアルバムを、わずか20代で生み出したキャロル・キングって、やっぱり凄いですね来日公演は、なぜかキッコーマンの主催で、他にも人気の若手女性歌手を招聘するようですが、これは、同社のアメリカ進出50周年記念のイベントだそうです。往年のファンには、ヒッピホップ系の歌手との抱き合わせより、単独公演の方がありがたいのでは・・・今や100ヶ国に進出し、世界シェアの50%を占めるという「キッコーマン」(亀甲萬)英語では「キ」にアクセント、「カッコマン」ならぬ「キッコマン」だぜい。そこんとこ4649~ 歌 詞 キャロルと仲間達 もう遅いねん つづれおり こんな曲も・・ JTヴァージョン