Imagine / John Lennon
Dream Power ジョン・レノンスーパーライヴ(12/8 日本武道館)の放送予定BS朝日 2011年1月2日 21:00~22:54 JCNグループ 2011年1月1日 20:00~22:00 2011年1月2日 20:00~22:00(再)<Twitterより>いま武道館からの帰り道。ヨーコさん本当に元気だった。日本は世界の片隅。そのことに誇りを持って、小さな小石の一粒となって、世界を変えていこう!あきらめないで、あきらめないで!心にしみた。湯川れい子すべての人々が平和に暮らしているところを思い描きましょう。10秒間。1時間。1日中。どんな場所でも、どんなときでも。オノヨーコ・ 最高でした!また来年も行きたいです! ・ ほっこりした^^ ・ 感無量。どのアーティストも素晴らしく、ヨーコの77才とは思えないパフォーマンスに固まりました。・ 楽しいし歌いまくりでストレス吹き飛びました。みんなジョンが好きなんだな~と感無量のライブでした。来年も行きます!・ 行ってよかった。昨年同様ヨーコさんの小石族の話。「連絡をとっていないお姉さんに「元気?」って電話するだけでもいいのよ」って言ってた。<マイつぶやき>・ アリーナ2列目。ステージを左斜め下から見た。顔の作りもよく見えたが、目の前のスクリーンは仰角で首が疲れた。今年もハートフルで素晴らしいライヴだった。会場から数回つぶやいたがアップの瞬間消えてしもた。なんでやねん。・ 若い女性が多く、終了後「楽しかった♪」の声がたくさん聞け、嬉しかった。10年で100校の目標見事に達成。来年は誰が出るのか楽しみ♪ セットリスト 吉井和哉×奥田民生×斉藤和義 (Just Like) Starting Over Woman BONNIE PINK Lucy In The Sky With Diamonds All You Need Is Love Cocco(MC) Dream Powerプロジェクトの紹介 ベトナム学校訪問のエピソード 堂珍嘉邦(CHEMISTRY) Mother Oh My Love 曽我部恵一 Isolation Cold Turkey 東京スカイパラダイスオーケストラ I Feel Fine (Just Like) Starting Over 吉永小百合(ナレーション) Dream Powerで建設支援されたフィリピンの学校に通う生徒からの手紙 箭内道彦プロジェクト (箭内&高橋優) How?(日本語) LOVE PSYCHEDELICO Stand By Me Help! 鈴木京香 LOVE (朗読) ゆず Imagine(日本語) Don't Let Me Down 浅井健一 Come Together Day Tripper 斉藤和義 Jealous Guy(日本語) Mind Games 鈴木京香 Imagine (朗読) 奥田民生 Glass Onion Little Child オノヨーコ Rising 吉井和哉 Yer Blues Across The Universe(日本語) COCCO(MC) 出演者紹介&オノコード 全員 Happy Xmas (War Is Over) ~Power To The People~Imagine今年も12月8日に日本武道館へ行った。ビートルズが日本公演を行った場所にジョンを敬愛するミュージシャンが集って彼の曲を歌い、俳優が詞を朗読する。フィナーレでは客席とステージ間で、ペンライトを使って「I Love You」のメッセージが交換され、会場には夜空の星のような光の輪が広がる。一つの灯りは小さいが集まると大きい。今年はアリーナ2列目だったので、目の前はすぐステージ。近くには訓練でもされたのか、ノリノリソングにも微動だにしない警備ブラザーズ。普段どんな音楽を聴いているのか気になった。一緒に口ずさみながら、振り返ってみんなの表情を見る。一面に広がる笑顔の花は何度見ても嬉しい。参加して良かったと思う瞬間だ。ステージや客席にリピーターが多いのもこのライヴの特徴である。売上金は世界の恵まれない地域の子供達に教育の機会を与えるための学校建設と維持に充てられる。去年までにアジア、アフリカ、ラテンアメリカの26ヶ国に95校がプレゼントされ、10年目の今年は更に2ヶ国15校増える。当初の目標は5年で50校。運営が大変で10年続くとは考えられなかったそうだ。テレビ局などが鳴り物入りのチャリティで建てた中には、建設だけが目的で、その後は放置され、荒れて廃校となった所も少なくないそうだ。ドリームパワーチームは、地元の人達とコミュニケーションを取りながら、水道を引き、建物を建て、設備を整える。教師を探し、教科書、文房具などを調達、メインテナンスを続けるため、廃校は一つもないそうだ。スタッフの労苦は計り知れないが、現地の人達にすっかり馴染むようだ。ライヴでは全校のスライドがジョンの曲に乗せて上映され、学校の様子が語られる。戦場カメラマンの渡部陽一さんが言うように、子供達の笑顔が何よりの喜びだ。沖縄出身のCoccoは、4年前の初参加にあたり、ベトナムの小学校を訪ねた。おみやげにもらった綺麗な色の手織りポシェットを参加のたび身に付け、初めて行ったのに「I Love You」(学校を建ててくれてありがとう)と言われたことを話した。今年は独特のテンポと口調で説得力溢れるMCが大好評だった。ここでライヴの歴史をちょっこしおさらい。第一回目の開催日は2001年10月9日ジョンとショーンの誕生日。(当時米大統領はブッシュJr)9・11から約1ヶ月経ったライヴ前日、多国籍軍によるアフガニスタン空爆が始まる。戒厳令下のアメリカでは「Imagine」が湾岸戦争(ブッシュ父)以来の放送禁止曲に指定されていた。宗教も国境も人種も争いもない世界で平和に暮らす人々をみんながイメージすればこの世は一つになるという歌詞が、戦意を喪失させるという理由で目の敵にされている。。。ニューヨークから多くの人々が避難する中、ヨーコはあえてダコタに留まり、アメリカの市民を励ます道を選び、来日を断念。現地からの中継による参加となった。一回目はリンゴとジョージ・マーティン、二回目はポールがビデオメッセージを寄せたそうだ。このライヴのもう一つの特徴は、出演者がジョンの歌を歌うこと。選曲は自由、自分の言葉を乗せて歌ってもよい。日本語でもオリジナルソングに聞こえてしまうのは、彼等がジョンの魂を受け継いでいるからだろうか。常連の斉藤和義さんは「ずっと好きだった」のPVをGet Backセッションのそっくりさんにしちゃってる。吉井さんの「Across The Universe」は「Mother」とコラボした不思議な訳だったが、格好いいからよしいとしよう 毎年マニアックな選曲が楽しいギター小僧の奥田さん、今年は原曲が2分程の「Little Child」をハードロック仕立てにアレンジ。延々続くギンギンのギターソロに「Back To The Future」の主人公マーティーがかぶって見えた。東京スカパラの賑やかな演奏も楽しかった。詞の朗読が始まったのは2003年から。初回は 秋山真之 本木雅弘さん。リハーサルから鬼気迫る集中力で言葉の選び方一つにもこだわりを見せ、スタッフ感動。モッくんのおかげで、俳優の朗読が続いているそうだ。感謝。去年出演した松山ケンイチくんは、上映中の「ノルウェイの森」で主役を好演している模様。まだ見てないけど。鈴木京香さんの凛とした美しさを間近に見られたのはラッキーだった。ジョンのファンで好きな曲は「Across The Universe」。オノコードは2004年に登場した。ヨーコさん(以下敬称略)の「Rising」は圧巻。まさに魂の叫びだった。ジョンを呼ぶ祈祷師のイメージ。ジョンがいつもそばにいると言うが、たしかにジョンはいるような気がした。「また来ちゃった」と元気に登場したヨーコはフィナーレで出演者一人ずつと向き合い「i ii iii」(I Love You)と照らす。笑顔の人がいれば、うつむく人もいる。一番シャイだったのは顔写真入り土浦ナンバーのツアートラックを連れて駆けつけた斉藤和義さん。(去年は「ゴールデンスランバー」の映画音楽担当)片思いの女子を前にした中学生のように目をそらすので、ヨーコは面白がって「i ii iii」を連発し、場内大爆笑。「一人でできることには限界があるけど、毎日誰か一人を喜ばせてあげることはできるから、しばらく会ってないお姉さんへの電話でもいい。何か見つけて下さいね。小石を投げれば世界に広がります。小石族になりましょう。10年続くとなんだか家族みたいね。また来年も会いましょう」ヨーコ77歳、瀬戸内寂聴さん88歳、日野原重明さん99歳。今年講演会でお会いした大先輩は皆、頭脳明晰でユーモアがあり、健脚だった。年寄りぶらず、重ねた年齢を味方に付ける姿に励まされた。ヨーコの声や話し方、揺るがない根っこは寂聴さんに似ている。豊かな想像力や好奇心、そして行動力。戦争をくぐり抜けてきた人間の強さを思う。大きな玉ねぎを出て九段下の駅へ向かう。今年も同行のオンデンさんやKEIKO☆さんともども、様々なハードルを乗り越えて今年もこの日を迎えられたことに感謝。来年もまた参加できますように。過去のスーパーライヴの詳細データや、主催者と吉井和哉・奥田民生・斉藤和義氏による座談会は、12/8発売の別冊カドカワ「ジョン・レノン 夢の絆」でどうぞ。 Imagine ラブ 宇宙