Long Tall Sally(のっぽのサリー) / The Beatles・Little Richard
1966(昭和41)年7月2日、ビートルズ最初で最後の来日公演が終了した。5回の公演の動員数は約5万人、興行収益は約1億1300万円、日本の主催者がビートルズ サイドに払ったギャラは約5400万円だった。入場料はS席 ¥2100 A席 ¥1800 B席 ¥1500(日本武道館)当時の価格はタバコやコーヒーが約80円、うどん・そば ¥50、ビール大瓶 ¥120、EPレコード ¥330 LPレコード ¥2000滞在中のビートルズをヒルトンホテルの部屋で取材したミュージックライフの星加ルミ子さんは、チケット代の安さに興味を持ち、料金設定の根拠をマネージャーのブライアン・エプスタインに尋ねた。「2100円は私がLPレコード1枚分の値段にしてくれと頼んで付けられた価格です。どこの国に行ってもLP1枚の価格をチケット代の基準として設定しています。(コアなファン層である)ティーンエージャーはお小遣いをたくさん持ってませんからね。」(ありがとう、ファンファーストのブライアン)それに対して日本側の招聘元、協同企画(現:キョードー東京)伝説のプロモーター 長島達司(タツ長島)氏は「儲からない。全部持ち出しだよ。こんな赤字のコンサートは二度とやりたくない」と語った。高額だったビートルズへの出演料等は大手スポンサーである読売新聞社と中部日本放送の協力で、三社が手分けして(たぶん涙目で)送金したという。1ドル360円の固定レートで外為送金規制があった時代のお話。ちなみに、来日中はホテルに缶詰だったビートルズのため、部屋に呼ばれた土産物屋の皆さんに払った料金は4人で65万円。厳重な警備をかいくぐり、お忍び外出に成功したジョンが表参道で入手した福助人形の代金が含まれていたかは定かでない。この福助くんは、翌年リリースされたアルバム「SGt.Pepper's Lonely Hearts Club Band」のジャケットでジョンの左斜め下に鎮座し、今もニューヨークのダコタハウスでヨーコさんと仲良く暮らしている模様。 祝・創業140周年 Fukusuke参考価格 ポール・マッカートニー Freshen Up Japan Tour 2018(東京ドーム他)主催:キョードー東京S席 ¥18500 A席 ¥16500 B席 14500 (税込・全席座席指定) 天国の長島さんへ:安心して下さい。元は取ってますよビートルズの来日公演は知らなかったが、その数年後、毎週観ていた「シャボン玉ホリデイ」に心奪われ、お小遣いを握りしめ、初めて買ったレコードはタイガース「銀河のロマンス/花の首飾り」380円。次の新曲「シー・シー・シー」から400円に値上がりしたのがショックだった。小学生にとって20円の差は大きかったが、サリーのベースとトッポのギター、そして手拍子から始まるノリノリのA面に対し、オーボエとハープのイントロが印象的なB面の「白夜の騎士」は今でもお気に入りの一曲だ。初主演映画「世界はボクらを待っている」で台詞棒読みだったタイガースのベーシストでリーダー岸部おさみのニックネームはその高身長から「のっぽのサリー」(180cm)。タイガース解散後はジュリーやショーケンらとPYGに参加し、井上堯之バンドを経て役者デビュー。岸部一徳と名前を変え、今では押しも押されもしない名優となったが、昭和のグループサウンズファン出身のちびっ子的にはやっぱり「サリー」と呼んでしまう。7/2(日)まつもtoなかい MC: 松本人志、中居正広ゲスト:内田篤人 x さまぁ〜ず(三村マサカズ、大竹一樹)、yamaフジテレビ系 21:00〜21:54 (※ 次回放送までTVer配信あり)7/3(月)THE TRAD 店長:稲垣吾郎 店員:吉田明世TOKYO FM 15:00〜16:50 ゲスト:香取慎吾(出演時間未定) 15:00台 エリック・サティ特集(解説:蓮沼執太)16:00台 ゲスト:原田郁子(クラムボン) 福岡での個展 開幕です! 今日から8月27日まで#福岡市美術館 に是非お越しください!(7/1 香取慎吾)Who Am I 香取慎吾個展ツアー