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テーマ:自分の気持ちな曲(341)
カテゴリ:さだまさし
「しゃべれどもしゃべれども」という映画を見ました。
TOKIOの国分太一くんが主役で、あがり性の落語家を好演しています。 彼は、下町の自宅で、自己表現が苦手な人達に落語を教えるのですが、生徒達はそれぞれユニークな個性の持ち主です。 元プロ野球選手で、人間関係がうまく築けないことが原因で球団を渡り歩いた、アナウンサー泣かせの無口な解説者。 大阪から東京へ転校したら、大阪弁の阪神ファンというだけでクラスから浮き、いじめられている小学生。 若くて美人なのに無愛想で、人と接することや笑うことが苦手なため、いつもすぐふられてしまう女性。 年齢も性別も職業も違うけど、今いる場所で生きにくさを感じ、このままじゃいけないと焦る気持ちは、みんな同じ。 でも、うじうじ考えているだけでは前に進まないから、なんとか現状を打破しようと、落語家に話し方を学ぶわけです。 マニュアルにとらわれないで、一人一人が、悩みながら、自分の個性を生かした落語を身に付けてゆく課程が興味深く、見終わったあと、さわやかな気持ちになりました。 ゆずの歌に励まされながら、灯りが点いた劇場を出る人達も、みんな明るくていい表情をしていました。 映画の単独主演は初めての太一くんに、師匠役の伊東四朗さん、香里奈さんの落語は、それぞれに味があり、画面に見入ってしまいました。 大阪弁の小学生役、森永悠希くんは、陰の主役ではないかと思うほど芸達者で、桂枝雀をお手本にした、生きのいい上方落語は、一見の価値ありです。 コミュニケーションの大切さを教えてくれ、ふんわりと優しい気持ちになれる、 素敵な映画です。 プロからお墨付きをもらったという太一くんの落語もさることながら、「メントレG」(フジテレビの番組)のレストランコーナーで、左利きで食べるのを見ているので、右手で違和感なく食事をする場面に、見えない努力を思いました。 落語研究会出身のタレントさんには、三宅裕司さんや、渡辺正行さん、「ためしてガッテン」の立川志の輔さんなどがいます。 テレビやラジオでの司会進行ぶりを見聞きしていると、間の取り方や、相手との距離の置き方、さりげない気遣い、バランス感覚の良さなどがうまいなあ、と、いつも感心します。 今日は、落研出身の、さだまさしさんの曲をご紹介します。 ラジオのDJ経験もあり、美しい日本語を大切にする彼の話は、それだけで独立して本やCDになるほど、人間味あふれる味わい深いものが多いです。 コンサートでは、歌っている時間よりおしゃべりの時間の方が長いのではないか、というくらい、面白トークが炸裂するのですが、最近は、「精霊流し」「解夏」「眉山」など、小説家としても成功し、活動の幅を広げています。 歌 詞 主人公 ゆず湯 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年07月17日 12時59分23秒
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