|
テーマ:今も心に残っている歌(675)
カテゴリ:しみじみ系
「たくろう」と聞いて、誰を思い出しますか
私は吉田拓郎さんが頭に浮かびますが、最近は、GLAYのタクローさんという方も多いと聞き、時代だなあ・・・と思いました '70年代の中学生時代は、拓郎・陽水の全盛期で、チューリップやかぐや姫も人気でした。ソングブックを手に、ギターを始める男子もいました 私は、ラジオの深夜放送で洋楽を身近に感じ始め、だんだんビートルズ色に染まっていった頃だったので、フォークソングは耳にする程度でした。 クラスメートが聞く音楽は人それぞれで、音楽の時間にレコードを持ち寄り、鑑賞会が開かれたこともあり、クラシックや歌謡曲、フォークだけでなく、ポップスやロックやプログレ、いろんな音楽があるんだなぁ、と、目からウロコでした 「夏休み」は、この季節になると聞きたくなる、お気に入りの曲です。 大人を二十年以上していても、色鮮やかに蘇る、子供の頃の夏休み。 無邪気に遊び回り、近所の友達や、きょうだいや従姉妹達と過ごした、何でもない日々が、今では宝物です 1945年の今日、8月6日は、史上初の核兵器である原子爆弾が、広島に投下された日です 14万人の人達は、きのこ雲の空が何を意味するかを知らぬまま、命を奪われました。 その日から数えて、22645日目にあたる今日、後遺症で亡くなった方も含めると、犠牲者は25万人にのぼるそうです。 謹んでご冥福をお祈りいたします。 爆心地にある平和記念資料館には、8時15分で止まったままの時計や、被災してボロボロになった衣服、黒こげになった弁当箱、座ったまま爆死した人の影が焼き付いた石など、これから新しい一日を始めるはずだった、何の罪もない市井の人々の遺品が展示されています。 私は、何度か広島を訪れたことがあります。 市内を幾つもの川が流れ、緑の木々が美しい街ですが、川沿いの一角にある原爆ドームを見るたび、その日の阿鼻叫喚を思い、胸がいっぱいになりました。 今日のような暑い日に、焼け野原で、身を寄せる木陰も、喉を潤す水もなく、 全身に火傷を負い、川に飛び込み、亡くなった人達。 朝、出かける前の挨拶が、別れの言葉となり、幸せを奪われた家族達。 原爆を積んだB-29は「エノラ・ゲイ号」 機長の母の名だそうです。 広島風お好み焼きは、広島発全国区となった、人気メニューです。 私も大好きで、元祖と言われる「みっちゃん」や「お好み村」にも足を運びました そばやうどんをはさみ、甘いオタフクソースをかけた、ユニークなお好み焼きのルーツは、被爆後の焼け野原と聞きました。 焼け残りの鉄板を使い、ありあわせで作ったお好み焼きを、戦争や原爆で夫を失った妻達が、生活のため、自宅の土間で食べさせるようになり、広まっていったそうです。 暑い夏の日、蝉の鳴き声や、ジリジリと焼けつくような日差しから逃げるように帰宅。 リモコンのスイッチを入れると、だんだん涼しくなる部屋で、広島育ちの吉田拓郎さんが歌う「夏休み」を聞くことのできる幸せ 朝、お弁当を持って部活に出かけた息子が、夕方には空の弁当箱を提げて帰って来る、そんな平和な一日に、心から感謝します 広島平和記念資料館 負の世界遺産 青 い 空 は 夏 休 み 歌 詞 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年06月07日 10時28分52秒
[しみじみ系] カテゴリの最新記事
|