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テーマ:今日のBGMは・・・?(684)
カテゴリ:特集
今年もクリスマスが近づいてきました。
でも今日は、前回のお約束通り、ジョン・レノン・スーパーライブ Dream Powerレポートの続きです。 まずは、今年の参加者をご紹介 忌野清志郎 with 仲井戸麗市 奥田 民生 木村 カエラ くるり 斉藤 和義 The Sunday Drivers Chara Bonnie Pink 吉井和哉 Love Psychedelico 樹木希林 クラウス・フォアマン 前回にも書きましたが、私の座った席は、北西2階でした。 分度器を弧を上にして置くと、ステージは弧の部分にあたります。 客席は、普通、直線部より下ですよね。ところがどっこい、私の席は弧の一角だったのです。角度にして30°ぐらいかな。 いわば、スーパーライブのはみ出し席から見たレポートです。 12月8日、午後6時開演。 ビートルズやジョンの曲をBGMに、ジョンの幼少時から1980年までのスライドショー。 私の席から見えたのは、最寄りの壁に張り付いたスクリーンと客席のみ。階下のステージは、普通席用の白い幕で遮断され、何も見えない もしや、このままフィナーレまで我慢大会ですか?全席均一料金なんですけど・・・ さしずめ、ドッグフードのお皿を前にして「3時間待て。」と言われたポチの心境(なぜ日本人は犬にジョンという名前をつけるのだろう?友人にもジョンの飼主がいるが、ポールはいない。) でも、スクリーンに2007と表示された途端、お預けの幕はさっと落とされ、視界が開けました。小さな幸せだワン。(直線席の人には知る由もないが・・) Yer Bluesのイントロに続き、ステージ上の3人組が、Dig a Ponyを歌い始める。黒っぽい帽子にラベンダー色の長いジャケットの長身男子が、超格好いい でも、全員、後ろ姿。なんせ30°、誰が誰だかわかりゃしない。 ご近所のスクリーンで、宝石ジャラジャラの席から見える姿を確認。 「紫のバラの人」ならぬ、ラベンダーつながりのお方は、吉井和哉様。 ものすごいスターのオーラを感じ、思わず「カッコE~」とつぶやいてました。 普通人っぽい(「自然体」と呼んだ方がいい?)奥田民生さんに 斉藤和義さんが、I've got a feelingを歌う。奥田さんがポール、斉藤さんがジョンのパート。う~ん、上手い。 3本立てで何度も見た「Let it be」でのアップルビル屋上(ルーフトップ)セッションを思い出す。 次はI want youの重厚なアルペジオの間奏と共に誰かが登場し、客席がどよめくが、見えないってば。壁のスクリーンさんに正体を教えてもらうと、そこには、喉頭癌を克服し、この日が2年ぶりのステージという 忌野清志郎さんの姿が。お帰り、ベイビ~。All you need is health オレンジ色のスーツに黄緑色の靴、カメレオン色のシャツ(って何色だよ?)という、一人仮装行列みたいなファッションに、オレンジ色のラメに茶系のライナーが付いたマント。(このマントは、SmapxSmapの歌コーナーでも登場)もちろんアイシャドーはばっちりだぜ、ベイビー。いけないルージュマジック。 ジョンがヨーコを歌ったDon't let me downを熱唱。 とても病後とは思えない、強い喉と迫力の歌声に、清志郎魂を感じ、ゾクゾク。 「武道館へようこそ!ご機嫌だぜ、ベイビー」の言葉を残し、退場。客席一同、感動で大歓声。「僕の好きな先生」の頃から目を付けていたというY君(11/29登場)はえらいっっ。 ステージが暗転し、ごそごそと楽器の入れ替え。再度明るくなり、くるり登場。バッキンガム宮殿の衛兵みたいな、白いマッチ棒の頭みたいな、お揃いのふわふわ帽をかぶった京風アクセントの二人組。学生時代、剣道部だったので、日本武道館は憧れだったと述べ、初めて武道館に立つ自分に酔っている。(息子も剣道部なので、武道館へはコンサートではなく、実力で行きたいと言ってた。初心者だけど、いっちょまえに同じ発想だと感心。) She said she saidと、Nowhere Man(コーラスが一人足りない分は、トリビュートバンドが完璧にフォロー。)を歌い、「おおきに。ありがとう。」と去る。 お次はBonnie Pinkピンクと名乗ってはいるけど、着ていたのは紫のワンピースでWhat you gotを歌う。小学校の頃、ビートルズの曲が入った兄のカセットを、テープが伸びるまで聴いた話や、中学時代、下校時間に「Hey Jude」が流れていたので、今でもこの曲を聞くと、家に帰らなきゃ、と思う、というパブロフの犬的な話などをした後、Starting Over。味のあるヴォーカルに前向きな歌詞が、あの悲劇と重なり、泣けてくるが、ここで大きなことに気が付く。私の席から、歌詞のモニター(アンチョコ)が見えるではないか双眼鏡で確認。間違いない。やったぜ、ベイビー。もう一つの楽しみが見つかった 樹木希林さん登場。Dream Powerの概要と、去年のライブで新たに10校建設されたことや、事務局が一年がかりで、受け入れ国や地域を探し、既設校のメンテナンスを行っていることを報告。今年も新しい笑顔が増えるお手伝いができて嬉しい。 The Sunday Driversが、先月、タイの小学校を訪問した様子がスクリーンに映し出される。音楽や絵で子供達とふれあう中年男子二人組。言葉はいらない。みんな笑顔だ。夢を持ち続けることが大切と話す。Yokoさんからは、どんなことでも10年続けるとご褒美があると言われたとか。継続は力なり。塵も積もれば山となる。千里の道も一歩から。戸締まり用心、火の用心。 LoveとReal Loveの演奏をバックに、タイの子供達のスライド上映。 おっ、外人さんが出てきた。ロマンスグレーのスリムな紳士だ。西ベルリン出身、「Revolver」や「Anthology」のジャケットを手がけ、バングラデシュのコンサートにも参加したベーシストで、ビートルズのハンブルグ時代からの友人、クラウス・フォアマン氏。私の愛用するマグカップもこのプリントだぞ。(Tちゃん、ありがとね)この方、たしか昔はブーアマンさんだったが、最近は現地語読みってことかな? 「ミャンマーの竪琴」じゃ、なんか変だけど 彼はジョンのアルバムにも多く関わっており、今回は「Imagine」のレコーディングで使ったベースを持参し、「Rock'n'Roll」で共演したBring It On Home To Meをワンコーラス歌う。本当は奥さんとデュエットするはずだったが、病気で参加できなくなったとか。残念。でも、自分では弾かず、トリビュートバンドの押葉伸吾さんに、「これでやってちょ」と渡す。押葉さんは嬉しい反面、緊張も大きかっただろうな・・でも、いいなあ。さっさと下がり、あとは押葉さんと、バンマス・和田春彦さんが歌う。さすがプロ中のプロだけあって、座布団を3枚ほど献上したいほどの腕前(え、少ない?) 希林さんが文盲の話をし、ドリームパワー校に通い、字を覚えた子が、祖父母や両親に本を読んだり文字を教えてあげるようになり、笑顔が増えたとの報告。字の読み書きができるって、幸せなことだ。 男女の二人組Love Psychedelicoが出てくる。 去年も出演していた。数ヶ月前、たまたまテレビで見た彼等は、NYでYokoさんと会い、「音楽は愛を届けること」と言われ、深く頷いていた。ジョンの思いはしっかり届いてますよ。 曲はInstant Karma と、Across the Universeブラスが入り、少し派手な感じがした。(私は「Let it be naked」のアコースティックヴァージョンが好き。) 白い服の子供達が登場。男の子はネクタイ、ツンツンヘアと、少しとがった耳に綺麗な瞳をスクリーンで確認。モッくんJrだ^^彼が生まれた時、自分の掌に達筆で書いた名前を披露していたっけ。(モッくんは書道の達人だが、最近は宇治でお茶作りにも励んでいるらしい。。。)女の子は波打つロングヘアに白いストール。なんと上品で賢そうな子達だろう。 優しいバアバの希林さんが日本語、彼等が流暢な英語でImagineを披露。希林さんは慈母のようなまなざし。素敵なおばあちゃんの一面を垣間見て、心が温かくなった。 やがて、私の大好きなLet me count the waysが流れ、優しいピアノの音色とYokoの「Thank you, thank you, thank you」のフレーズに泣きそうになる。 Chara登場。独特の雰囲気を持った、不思議な人だ。 これまた号泣ソングのGrow old with meを歌う。 「Milk and Honey」に収録されているこの曲と「Let me count the ways」は、ジョンとヨーコの結婚10周年を記念して作った曲だとか。愛にあふれたこのアルバムはお薦めだ。 続けてGive Peace a Chance、客席の私達も歌に参加 あらま、あと10曲ほど残ってるんだけど、文字数がいっぱいになってしまったよ でも、せっかくオノコードの光を頼りに書いたメモだから、やっぱり省かず伝えたいので、このまま怒濤の第三部・完結編に突入することにします。 今日も長くてごめんなさい。ここまでお読みいただき、ありがとうございました。 また折を見て続きを書きますので、お時間が許せば、どうぞフィナーレまでお付き合い下さいませ。では、See you ぞなもし お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年09月24日 23時34分32秒
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