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テーマ:今日のBGMは・・・?(676)
カテゴリ:グループサウンズ
紫陽花の似合う今日、還暦を迎えたのは、ジュリー こと、 沢田 研二 さん
今や初芝商事の社長となった島 耕作 さんとほぼタメの、団塊の世代(R60)です。 初めてお小遣いで買ったレコードは何でしたか?初めて買ったLPは? 私はどちらも、GS(グループサウンズ)の ザ・タイガースでした ビートルズが現役だった'60年代、田舎の小学生だった私は、当時、唯一映った民放で、毎週日曜日の夜、シャボン玉ホリデーを見ていました。 この番組に出ていた京都出身の5人組、ザ・タイガースは、クラスの女子に大人気。掃除の時間に、よく箒をギターに見立て、友達とタイガースごっこをしていました。約5年後のちびっ子が フィンガー5、10年後のちびっ子がピンクレディを踊っていたのと同じ感覚かな? ちなみに、振り付けは、時を越えて、故・土居甫さんだったそうです。 初めて友達と行った映画は、彼等が主演の世界はボクらを待っている 3本立てで、同時上映は、ショーケン(萩原健一:以下、敬称略)がヴォーカルで、タイガースのライバルとされていた、ザ・テンプターズのものと、たぶん、堺正章や井上順・尭之(当時は孝之)、大野克夫、田辺昭知等のいた ザ・スパイダース あたり(印象、薄…) 今、改めて見ると、ビートルズ映画を彷彿とさせるシーンが多いのにも笑えます。 おませなMちゃんがリーダーシップを取り、女子5~6人で行きました。GSの絶頂期で、映画館前の道路は長蛇の列でした。アンドロメダ星からやってきた王女・シルビーと、GSの人気者ジュリーとの、 加山雄三夫人・松本めぐみがタカビーなファンの役、笑点の司会者だった落語家・三遊亭円楽が星の王子様役で、場内は大爆笑でしたマネージャー役のなべおさみが差し入れたジュースやコーラ、ドタバタと身支度しながら飲む牛乳が 瓶入り というあたりにも時代を感じます 3本立とは知らずに行き、2本目の後、遅くなると家に電話をかけたことや、お腹が空きすぎて痛くなったことを思い出します。たぶん、私達が最年少あたりだったのでしょう。次のシングル を買いに行ったら、店員さんに「お使い?」と言われたぞなもし… 3本とも、内田 裕也 (樹木希林の夫&本木雅弘の義父。ビートルズ来日公演で前座)がチョイ役で出演していて、タイトルバックで役者名をチェックしていた私は「この人、全部に出とるけど、なんで?」とMちゃんに聞いたけど、わかりませんでした。(実は、関西時代、タイガースの前身だったファニーズを発掘し、大手の渡辺プロに紹介した人だそうな。ビートルズだと、ブライアン・エプスタイン?) メンバーは、GSブームの中でもダントツの人気を誇った、ヴォーカルの ジュリー(沢田研二)、ドラムの ピー(瞳みのる)、「花の首飾り」など、ハイトーンボイスが魅力の、リードギター トッポ(加橋かつみ)、静かな実力者、サイドギター&キーボードのタロー(森本太郎)、そしてリーダーで、歌うベースと渋い低音の持ち主 サリー(岸部おさみ…現・一徳) ユニークなニックネームの由来は、ジュリー:「The Sound Of Music」でお馴染みジュリー・アンドリュース、ピー:キューピー(ベビーフェースで、ショーケンに次いでGSの人気投票ではいつも3位)、トッポ:トッポ・ジージョ 似、サリー:ビートルズの曲「のっぽのサリー(Long Tall Sally)」から。 私は当時、タイガースの下敷きを持っていました。ミリタリースーツのユニフォームに身を包んだ5人が、背の順に、棒グラフのように並んでいました。一番小柄なのがピー、次がトッポで、甘いマスクのジュリーが上手い具合に真ん中、タローは178cm、のっぽのサリーは180cm。みんな細身で、ステージに揃って、歌い、跳ねる姿が格好良かったです。(今見ると可愛いけどね。) 今日の曲は、初めて買ったシングルレコードで、映画の中では新曲として、日本武道館を埋め尽くすファンの前で歌われた銀河のロマンスと、カップリング両A面で、歌詞が公募され、なかにし礼が補作詞をした 花の首飾り、そして星のプリンスです。 「花の首飾り」では、初めてリードヴォーカルをとったトッポの美声と美しいメロディが評判になりました。私もよく友達や妹達と歌ったものです。今もCMに使われたり、いろいろな歌手が歌っていますね。タイガースの持ち歌の多くを作曲した すぎやまこういちは、新作発売がニュースになるゲーム ドラゴンクエスト の音楽も手がけています 映画にはコンビの作詞家 橋本淳と本人役で出演し、 ピアノの前で稽古をつけています。 初めて買ったLPは、この映画のサントラ盤でしたが、台詞入りだったので、よく真似したものです。(今や日本を代表する名脇役 岸部 一徳も、当時は棒読み。)後に井上尭之バンドのベーシストとして太陽にほえろ の音楽にも参加した彼の歌声は、低くて重量感があり、トッポの澄んだ高音、ジュリーの甘い声との絶妙なコンビネーションは、ビートルズの、ヴォーカル+2人のバックコーラスに似て、音域はそれ以上広く、耳に心地良いものでしたトータルコンセプトアルバムのはしり、ヒューマン・ルネッサンスは、曲はもちろん、トッポとサリーの素晴らしいヴォーカルソロに、今でも感動します。 アマ時代はビートルズやストーンズ、アニマルズ、ビージーズ、オーティス・レディングなどがレパートリーだったという彼等ですが、ブレインだったサリーは、'70年代、レッド・ツェッペリンやディープ・パープルの音を志向していたとか。パンチの効いた(死語)ベースラインは、子供の耳にも格好良く響きました。 私は、トッポが脱退するまでがタイガースで、シロー以降は別のグループのように感じていましたが、改めて聴くと、昔は敬遠していた後期の曲も味があって素敵ですね。6月29日は星の王子様記念日なので、「星のプリンス」も入れておきます。 ビートルズ記念日はこちらぞなもし~♪ ドラムのピーは、解散後、受験勉強を始め(AO入試はなく、学力勝負の時代)、 慶応大学に合格。中国留学を経て、長きにわたり、慶応高校で中国語と漢文を教えているそうです。北京オリンピックのキャスターとなる、 嵐 の櫻井翔くんも、教え子の一人だとか ジュリーは11月に東京と大阪でドーム公演を行いますが、最高齢記録更新だそうですこの分だと、64歳になっても、まだまだいけそうですね思い出の映画のDVDを見るたび、気分はすっかり小学生に戻るラベおばしゃんなのでした~ まだまだ語りたいけど、今日はこのへんで、バ ハ ハ~イ Happy birthday, Julie 銀河のロマンス 花の首飾り 星のプリンス 君だけに愛を デビュー曲 Mr.Bassman テーマ CM ソロデビュー お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年06月04日 11時42分11秒
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