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テーマ:今日のBGMは・・・?(676)
カテゴリ:グループサウンズ
7月も今日で終わりですね。四国地方は今日、梅雨明けしたそうですが、西日本を中心に、まだじとじと中の地方も多いようです。ここ関東でも、「あの~、夏でしたよね…」と、扉に話しかけたくなるような、ぐずぐずのお天気が続いています。
でも一応夏休み。行ったつもりでエアービーチ、はじまりはじまり~ まずは、湘南ボーイ 加瀬 邦彦 さん率いる ザ・ワイルドワンズ(通称:ワンズ)'66年のデビュー曲にしてエバーグリーンの 想い出の渚 明るいイントロを聞いただけで、波に向かって叫んでみても、もう帰らないあの夏の日を思い出しちゃったりなんかして GSの全盛期、大半のバンドは長髪で、ブリティッシュロックを意識した、ミリタリールックと呼ばれるユニフォームでしたが、ワンズは短髪にアイビールックで、スカッとさわやかなイメージ。(コカコーラは瓶入りでした。) ギタリストで作曲家のリーダーは'41年生まれの68歳、アラセブ。学生時代、ご近所(茅ヶ崎)の先輩 加山 雄三 さんの影響でバンドを始めたそうです。 同世代の かまやつひろし さんや、アラ還の堺正章さんで人気の ザ・スパイダース、エレキの神様 率いる 寺内タケシとブルージーンズを経て、ザ・ワイルド・ワンズを結成。 ブルージーンズ時代、ビートルズが来日。 武道館公演 の前座を務めることになったものの、演奏が終わると楽屋で缶詰になり、ビートルズのライブは見られないことを知り、バンドを脱退。エレキの神様の慰留を断り、客席の人となったそうです。 短期間ながら、キーボードの 渡辺 茂樹 さんが加入し、チャッピー人気を博した時もありました。解散後も何度か再結成し、現在は、雑誌の募集広告で集まったというオリジナルメンバー(B 島 英二、G&Vo 鳥塚しげき、Ds&Vo 植田芳暁)と共に、オーナーである ライブハウス で定期的にコンサートを行っています。 2006年には、日本武道館で結成40周年ライブを開き、サプライズゲストに ジュリー や加山さんも登場、団塊世代を中心としたファンで盛り上がったようです。 この曲の作詞者でボーカルの「トリさん」こと鳥塚さん は、一頃、ラマーズ法の研究で有名でした。呼吸法にマッチした音楽を作ったり、NHKの教育番組で、歌のお兄さんをしていたこともあります。今も全国で、家族ぐるみのふれあいコンサートをしているので、ご存知の方も多いことでしょう。 ドラムの 植田さん の芸名は、友人の名前を拝借したそうです。 本家本元さんは、この40数年、事情を知らない人達に「同姓同名だね~」なんて言われ続けているのでしょうか?彼のバンドBOYCE 時代には、 よく六本木のKENTO'S に通いました。軽妙なMCは、元満塁男の駒田徳広さんや中山秀征さんに似ています。 ミーハーラベの一押しは、ベースの島さん。長身のイケメンさんで、今もスリム。とても還暦には見えません 平均年齢60ン歳になっても、元気な4人組の演奏と若々しいトーク は健在です。元祖・湘南親父バンドは、渚の想い出をひっさげ、今日もゆく ワイルドワンズからちょうど10年後、オーディション番組 スター誕生 から、 おまわりさんの歌 で世に出たのが、泣く子も黙る ピンクレディ GSブームを知らないアラフォーの皆さんも、紅白歌のベストテン で 岡崎 友紀 さんの「よい子の皆さ~ん、ピンクレディの新曲ですよ~♪」に、ビビビと反応し、目を皿のようにして、初めて見るコミカルな動きに合わせ、手足を振り振りしたことでしょう ビデオの普及してなかった'70年代後半、雑誌で振り付けの分解写真を見ながら自主トレし、姉妹や友達と合わせていた人もいるでしょう。前奏を聞くと身体がむずむずする、昭和のよい子たち、パソコンの前で、一緒に踊って下さいね~ 衣装や振り付けに気を取られ、ついスルーされがちですが、ピンクレディの歌唱力、ただものではありません。あんなに激しく歌い踊っているのに、口パクでもなく、最後まで息も上がらず、きちんとハモっているのは驚異です。ミーちゃんの高音はきれいに伸びるし、ケイちゃんの音程もしっかりしているあたり、練習はハードだったんだろうなと感じました。 二人の名付け親は、スタ誕の審査員で、作曲家の 都倉 俊一さん。 コンビを組んでいた作詞家の 阿久 悠 さんは、アメリカンコミックをイメージし、何が飛び出すかわからない、おもちゃ箱のような歌を作ったそうです。 渚のシンドバッド でブレイクし、飛ぶ鳥を落とす勢いの頃は、食事も満足に取れず、慢性睡眠不足だったそうです。テレビの前のお子ちゃまは踊り狂っていたようですが、年が近い私は、踊る阿呆ではなく見る阿呆。 デビュー時はふっくらしていた二人は、人気と共に、スリムになっていきました。テレビに出ずっぱりで、雑誌やCMにもひっぱりだこ。「いつ寝てるんだろう?身体は大丈夫?今日のケイちゃん、目がうつろ…」と、勝手に心配してました。寝食を惜しんで振り付けや歌を覚え、インタビューや撮影をこなしていたのでしょう。楽屋でやっとお弁当にありつけたと思った瞬間、「出番です!」絶頂期の2年間のことは、ほとんど記憶にないとケイちゃんは話していました。アマチュア時代から見守ってきた阿久さんも、心配して声をかけていたそうです。 さて、最後に控えしは、ワンズの三ヶ月後にデビューした ザ・タイガース 二曲目のシングル シーサイドバウンド 今出さないと来年になってしまうので、GSと渚つながりでご紹介。この曲は、初めての主演映画 世界はボクらを待っている で効果的に使われました。 映画館で、「劇場のみなさんもご一緒に」とジュリーの甘い声に誘われ、スクリーンの前で、友達と「ゴーバウンド!」 した小学生の私は、ブラウン管の前のちびっ子ピンクレディさん達と同じですね 今日もジュークボックスに集めてみました。この夏、レジャーの予定もな~んもない、地味なご同輩に、愛を込めて贈ります 愛は要らんて? 一緒に歌える方、エアー渚でゴーバウンドしましょう。なお、まだまだ機会はあるので、「大御所を忘れとる」とか「あの曲はどうした」系のコメントはご遠慮下さいますよう、謹んでお願い申し上げまする あ~、夏休み、湘南の後輩、♪サ~ザン~は こ~ちら 、手~の鳴~る方へ 想い出 シンドバッド バルコニー 九十九里 時 間 Go Bound 恋文 はいから アデリーヌ エレキ おまけ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年08月02日 09時55分42秒
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