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テーマ:いまさら、ビートルズ。(617)
カテゴリ:The Beatles
9月9日は、めでたい 重陽(ちょうよう)の節句 またの名を菊の節句 3月3日の雛祭りからちょうど半年。昔は「後(のち)の雛」といって、秋の雛(一対)を飾る地方もあったそうです。
今日、ビートルズ全オリジナルアルバムリマスター盤が発売されました。渋谷のレコード店(死語)ではカウントダウンイベントが行われ、赤坂のライブハウスでは、9時9分から全曲試聴会。本国イギリスでは、ビートルズウイークが開催され、日本からもオーディションで選ばれた コピーバンド がリバプールで演奏したそうです。メンバーの声は こちら 発売に先駆け、NHKでBBC制作の「The Beatles In The Studio」がオンエアーされました。 4人のメンバーとプロデューサーのジョージ・マーティンのコメントや裏話、レコーディング風景など未公開映像が多く、充実した内容でした。初心者からマニアまで楽しめます。今週末にもう一度オンエアーがあるので、見逃した方や、ビートルズに興味のある方はチェックしてみて下さいね よみがえるビートルズ~The Beatles Reborn~ NHK総合 9月12日(土) 0:55~2:03 今日の曲は、もちろん One After 909 9:09発の次の列車で旅に出る彼女に「おらも一緒に連れてって~な。冷たくせんといてや~」とついてくる男子の歌。荷物を持ってバタバタ走り、着いた駅では「兄ちゃん、この駅じゃないぞなもし~」とリバプール訛りの駅員さんに指摘され、「ひぇ~」と家にとって返したり、列車の番号を間違えたりのあわてん坊さんです。 「9」は、10月9日生まれで市内のニュー・キャッスルロード9番地に住んでいたジョンのラッキーナンバー。ビートルズファンの投票で、聴きたくない曲ぶっちぎり1位のRevolution 9(ナンバーな犬)や、解散後は#9 Dream(夢の夢)も書いています。 この「909」は69年1月30日、アップルビル屋上のライブで録音されました。翌年発売の Let It Be に入っていますが、曲が生まれたのは、ジョンとポールが初めて会った1957年。東国原知事やピンクレディのケイちゃん、大竹しのぶさんとタメ、MJやマドンナや中3トリオの1コ上です。 いつものように授業をサボった17歳のジョンが、15歳のポールの家で打ち合わせ中にできた曲。(ポールも おサボりさん。)デビュー前、ハンブルグやリバプールのステージで、リーゼントに革ジャンでロケンロールしてた頃のレパートリーだったようで、アンソロジー1 には、オリジナルバージョン(63年録音)、Naked には69年のテイクが入っています。 ビートルズ最後のライブとなったルーフトップでは、スタジオのぐたぐたに煮詰まった雰囲気とは打って変わって、生き生きとバンド演奏を楽しむ姿が見られます。20代の7年間で地位や名声や巨万の富を得、勲章までもらったハマの4人組が、オーラスで それぞれの道 私た~ち~歩いて~ゆく~ん~です~ね~ 、と打ち上げた大音声のライブ花火。特にこの曲は、昔よく歌った思い出の曲だからか、ジョンもポールものびのびとハモリを楽しんでいます。明るく歌うジョンの心は、キャバーンクラブのステージにゲットバックしていたのかもしれませんね 解散前の寒々とした雰囲気が伝わってくるドキュメンタリー映画「Let It Be」の中で、終盤のルーフトップでは、こちらまで一緒に屋上に上がり、ロンドンの冬空の下で深呼吸したかのような解放感を覚えました。中2の頃、映画館のビートルズ3本立てで初めて観た時は、このゲリラライブが騒ぎとなって、おまわりさんがビルに乗り込んでくる場面にハラハラドキドキしたものです。 9:09分の次物語を終えたジョンが朗々と歌うおまけソングは、彼等のご先祖様の故郷アイルランドの歌 Danny Boy 邦題はロンドンデリーの歌。戦地に赴く息子に、ふるさとの美しい自然を歌い上げ、無事な帰りを祈る内容ですが、英語の歌詞にはいくつかのバージョンがあり、ラブソングや讃美歌にもなっています。 ロンドンデリーといえば、美内すずえさんの漫画を思い出します。「ガラスの仮面」の連載が始まるずっと前のお話で、祖母の家に行く汽車の待合室で読んだ別冊マーガレット。「13月の悲劇」というタイトルで、内容は忘れましたが怖いお話。どこかのシーンで、この歌が風に乗って流れてきました。 我が子よ 愛しの汝(なれ)を 父君の形見とし 心して愛(いつく)しみつ 今日まで育て上げぬ 田舎の小さな駅のベンチで、歌詞にしみじみし、一体どんなメロディなんだろう、と想像したことを思い出します。家にあった歌本(明星ではなく、愛唱歌集)に同じ詞を見つけ、喜んで弾いてみると、どこかで聴いたことのある、穏やかで綺麗なメロディでした。 やがてビートルズを聴くようになり、ジョンの歌声に、「あ!」そう、私の中では「ロンドンデリーの歌(ダニー・ボーイ)」=「13月の悲劇」でインプットされとったんぞなもし。ジョンは12月の悲劇でした もう30年以上「ガラかめ」で演劇少女してるマヤも亜弓も、実在ならそろそろアラフィー。月影先生は70代ぐらい?ご健在でなによりです。(ドラマ版の野際陽子さん、イメージぴったりで、びっくらこいたぞなもし…) それでは 前回 のビートルズ超イントロ丼の答え合わせです。何曲できましたか?エアージュークボックスの検索なので、間違ってたらダメ出しして下さいね イントロ丼の答は、 1 I Saw Her Standing There 2 It Won't Be Long 3 Birthday 4 Don't Pass Me By 5 Kansas City 6 Her Majesty 7 All Together Now 8 Flying 9 Magical Mystery Tour 10 Paperback Writer 11 Hey Bulldog 12 Rain 13 Boys 14 Lillle Child 15 I Want You 16 Pepperland 17 Here Comes The Sun 18 I'm Only Sleeping 19 For You Blue 20 Honey Don't 21 Good Morning Good Morning 22 Fixing A Hole 23 There's A Place 24 Baby You're A Rich Man 25 Lovely Rita 26 I Me Mine 27 Happiness Is A Warm Gun 28 Piggies 29 The Continuing Story Of Bungalow Bill 30 Savoy Truffle ドリームパワー のチケットが昨日発売されました。メルマガに登録すると優先予約できます。今年も12月8日の日本武道館に、ジョンの風が吹き渡るのが楽しみです 参加者の一次発表がありました。 「おぉ!」と思ったのは、泉谷しげるさんや松山ケンイチ君。吉井和哉さん 奥田民生さん、Love Psychedelico、Bonnie Pinkは常連さん。Coccoは返り咲き。一昨年、退院後初のパワフルな歌声を聴かせてくれ、5月の風になった忌野清志郎さん、今年は箭内道彦さんの手によってスクリーンで蘇るそうです。 屋上にて 洞窟にて 父祖の地 そっくりさん お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年09月28日 19時44分22秒
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