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2009年10月29日
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カテゴリ:Bay City Rollers
十代の頃ミーハーしていたアラフィー女子にとって、アイドル外タレの王道といえば、タータン・ハリケーンこと、 BCR(ベイ・シティ・ローラーズ) だろう。同じヨーロッパ生まれの チュッパチャプスキットカット は、彼等のCMやコンサートとのタイアップで知名度を上げたように記憶している。


英国北部の州都エジンバラは、今どきの若者には、J.K.ローリング氏が、幼子を抱え、貧しい暮らしの中、ハリー・ポッターを執筆した地として有名だが、70年代はBCRでキマリだった。ミーハーなマイ実家では、まず、妹達がはまった。


LPやRock Show(明星の外タレ版…歌本ないけど)を買い、地元のレコード店が企画した来日公演観戦ツアーに参戦。バスの目的地は海外(岡山)。まだ瀬戸大橋が出来る前で、フェリーで夜の海を渡ったという。十代の子の親となった今、いくら集合場所がご近所だったとはいえ、娘達を、外タレアイドル観戦のバスツアーに送り込む親もなかなか大胆だったのではないかと、改めて思う。


初めはお子ちゃま向けのアイドルと馬鹿にしていた私だが、そこはミーハー。やはり流行り物が気になる。せっかくレコードがあるのなら、聞かず嫌いはもったいないではないか。針を落とすと、おお、なかなかいけるぞなもしクール


結局、次の来日時には、タータンチェックのシャツに身を包み、初の武道館でキャーキャー言ってた すっとこどっこい姉ちゃん。東西線車内のタータン風景から始まる便箋数枚の熱い現地レポートをしたため、BCR道(?)の先輩である妹達の失笑を買ったことも、青春の一頁だ雫


オリジナルアルバムのラインナップは、ラズベリーズやフォー・シーズンズ、ダスティ・スプリングフィールドなど、売れ線ポップスのカバーの他に、メンバーの作品群。後期は、ほぼオリジナルだったと思う(手元にないので不明)。


パンダ似のタレ目ギタリスト Eric Faulkner(エリック)と、おちょぼ口のベーシスト Stuart Wood(ウッディ)コンビが作った曲たちは、今聴いてもいい感じきらきらグッド ただのアイドル外タレと一蹴するにはもったいない。どの曲だったか、「She Haiku Zen」という、意味がありそでなさそなフレーズがあり、ニヤニヤしたこともある。




             




はなまるマーケットのオープニングテーマ(カバーソング)も大ヒットしたが、今日はバラードの名曲 Dedication(青春に捧げるメロディ)や、一番好きな Don't Let The Music Die(ハートで歌おう)を聴きたい。「dedication」も「dedicate」もこの曲で覚えた単語だ。どちらのメロディも歌詞も泣ける涙ぽろり


前者は、地元のラジオ局に電話をかけ、あの子に贈りたい曲をリクエストするプレゼントという内容。青春時代、ラジオのリスナーだった人には胸キュンかも。


リクエストといえば、名物DJ Casey Kasem(ケーシー・ケーサム)の American Top 40 を思い出す。「Dear Casey」で始まる「Long Distance Dedication」(遠距離リクエストコーナー)で、葉書の差出人と電話 で話してたっけ。英語があまり聞き取れなくても、アメリカの空気や、曲に寄せる想いは なんとなく伝わってくる。耳を傾け、知っている単語や固有名詞を拾ったものだ耳


キー局はFEN(Far East Netwok=現・AFN)で、たしか、土曜の午後の放送。夜には同じ番組をダイジェストにした翻訳版がラジオ関東(同・ラジオ日本)で流れていた。DJは 湯川 れい子 さん。エンディングでは、英語版がkeep your feet on the ground and keep reaching for the stars… 日本語版だと それでは来週まで地面にちゃんとあんよを付けて、星に手を差し伸べて… が決まり文句だった。今でも二人の声が、耳の奥でこだまするが、覚えている人、いるかな?



          This song I wanna dedicate to you
          And to everyone who feels the way we do
          As long as you're a part of me
          The song will play on endlessly
          I hope my dedication's getting thru (Dedication)




          I remember all those days gone by
          I remember all their faces
          The old familiar places

          Don't let the music die
          No our song could last forever
          Don't let the music die
          Don't let the music die

          When we were young we had our time
          And we would drink sweet talking wine
          But now that it's over
          All the songs sound out of rhyme

          Don't let the music die
          
          And though we said goodbye,
          We could spend our lives together
          So as time goes by,
          Don't let the music die (Don't Let The Music Die)




歌詞を見るだけで、レスのボーカルや、オーケストラのバックや、あの頃の思い出が蘇ってくる。スタンダードナンバーとして歌い継がれるといいな、といつも思ってきた、切ない音楽愛の詰まった曲達。


Decdication はカーペンターズの Yesterday Once More に、Don't Let The Music Die は、ビートルズの In My Life に通じるような気がする。
思えば いと疾し この年月。無邪気な春の語らいや、華やぐ夏のいたずらや、
笑い転げたあれこれ 思う秋の日 である。隣の客はよく柿食う客だ葉


今日のメロディーは、遠い町に住む妹達と、あの頃タータンで keep on rollin'していた、ミーハーな 遠い目のご同輩に捧げたい。All of me loves all of you グッドハート




       四つ葉 リクエスト  ピンクハート 夢の中  ピンクハート 歌は心 


       ヘッドホン カバー    ぐー きっと勝つ  えんぴつ 土曜の夜  




  






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最終更新日  2009年10月29日 21時27分20秒
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