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テーマ:自分の気持ちな曲(341)
カテゴリ:The Beatles
今日、ひとつ年を重ねた。母親になるまで、誕生日は「誰かに祝って貰うもの」だったが、初めて我が子を産み落とした瞬間、私の考えは変わった。誕生日とは「母が子をこの世に送り出した日」であり、第一子の場合は「初めて母となった記念日」でもあると感じた。いくら子沢山でも一回一回が命がけの重労働。無事に生まれてくれた我が子と、自分を生んでくれた母への感謝の思いがわいてくる。誕生日は「ありがとう」の日だ。 「ありがとう」って伝えたくて…1回目から楽しみに見続けてきた ゲゲゲの女房 の最終回が私の誕生日と重なることがわかった時は、なんだか悲しかった。だが、「見えんけどおる」「終わり良ければすべてよし」を象徴する幕引きで聞き慣れた主題歌が流れた時、心は秋空のように晴れ渡っていた。一人一人のスタッフが水木さんご夫妻に寄せる尊敬と愛情と共感が詰まった渾身の作品を、毎朝味わえた幸せに感謝したい。 脚本家山本むつみさんは、これまでの人生のすべてを投下し、全力で書ききったという。一話一話が濃厚で限りなく優しい15分。ゲゲゲ展の原画からもただならぬ空気を感じた。精魂込めて作った本物は、目には見えなくとも、受け手の心にしっかり届くパワーを放っている。理屈ではない。魂だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年10月09日 08時18分17秒
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