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 戻っておいで 私の時間

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2010年09月25日
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カテゴリ:The Beatles

今日、ひとつ年を重ねた。母親になるまで、誕生日は「誰かに祝って貰うもの」だったが、初めて我が子を産み落とした瞬間、私の考えは変わった。誕生日とは「母が子をこの世に送り出した日」であり、第一子の場合は「初めて母となった記念日」でもあると感じた。いくら子沢山でも一回一回が命がけの重労働。無事に生まれてくれた我が子と、自分を生んでくれた母への感謝の思いがわいてくる。誕生日は「ありがとう」の日だ。


予定日より十日早くこの世にデビューした私は仮死状態だったそうだお化け臨月のうら若き妊婦は突然の破水で、産院に担ぎ込まれた。(そこは、やがて「おはなはん通り」と呼ばれる町並みの一角にあったのだが、現在は廃業している。)潤滑油として母胎から赤ん坊と一緒に流れ出るはずだった羊水が、一足先に出払ってしまったせいか、3キロほどの物体は全身チアノーゼ状態。ウンともスンとも言わない。


「先生が足を逆さに持って、お尻をパンパン叩いたら、カエルを踏みつぶしたようなしゃがれ声で『フンギャァ~~』と泣いたんよスマイル
物心ついた頃から誕生日のたび母が語ってくれたエピソード。きっと祈りながら産声を待っていたことだろう。時はいつの日にも親切な友達。過ぎてゆく昨日を物語にカエル。死と隣り合わせで生まれてきた私にとって、生きてるだけでラッキーなことだ四つ葉


早く人間になりたい と言ったのは、妖怪人間ベム、ベラ、ベロだが、幸運にも命拾いした人間の子・ラベ(仮名・名前はまだない)は、同室の新生児から病気をもらったらしく、翌日から脱皮を始めたそうだ。私ゃさなぎじゃったんかい。やっと生まれたと思ったら、全身の皮が剥けてゆく。トホホ、なんというスタート。きっと私は踏みつぶしたカエル声で泣き続けていたのだろう。覚えとらんけど。母は涙に暮れ、放心状態で見守るしかなかったという。見知らぬ赤ん坊からの予期せぬバースデープレゼントだったお誕生日要らんぞなもし~ムカッ それにしても、生まれた時からネタだらけの私って一体…
ネバーエンディングストーリーはまだまだ続くのだが、それはまた別のお話。


幸い、大事には至らず、脱皮後半世紀を過ぎたカエル さなぎ 私は今、パソコンのキーボードをパンパン 肩肩 カタカタ叩きながら、人様には何の役にも立たない思い出を綴っている。残念な産声出身ゆえ、小学生の頃はクラスの男子から青江三奈とからかわれ、コンプレックスを抱いたこともあった。せっかく例えるなら、ダミ声つながりで、若くてきれいな藤圭子にしてほしかったけど、図々しい気がして言えなかったしょんぼり


もしこの時、デロリアンに乗ったマーティーが、「30年後に藤圭子の娘 のデビューCDが800万枚売れ、君は2枚買うよ」とか、「2010年に日本人の野球選手 が、アメリカの大リーグで10年連続200安打の新記録を作るよ」と教えに来ても「なんじゃ、そりゃ?」といぶかったことだろう。大リーグボール養成ギブスなら知っとるけど。



時代や場所は違っても、命宿ってから産声を聞くまで、「無事に生まれますように」と祈る親や家族の気持ちは同じだろう。ベルリンの壁崩壊の頃、劇場で見た「インディジョーンズ3」で、私のお腹をガンガン蹴り、二日がかりの陣痛と難産の果てに登場した娘は、よく通る力強い産声を上げてくれた。カエルを踏みつぶした声も覚悟していた私は、澄んだ声がただ嬉しくて、「ありがとう。よく頑張ったね。」とつぶやいた。


太古の昔から、母親は出産のたび、この痛みを乗り越えてきたのか。分娩室の廊下で四時間以上も、進まぬお産を待ち続けてくれた子沢山の母への感謝が溢れた。その日、テレビからは、ネルソン・マンデラ解放を喜ぶニュースが流れていた。初孫を抱く両親の目尻は下がりっぱなし。ナイス産声の娘は無事成人式を迎えた。





       







「ありがとう」って伝えたくて…1回目から楽しみに見続けてきた ゲゲゲの女房 の最終回が私の誕生日と重なることがわかった時は、なんだか悲しかった。だが、「見えんけどおる」「終わり良ければすべてよし」を象徴する幕引きで聞き慣れた主題歌が流れた時、心は秋空のように晴れ渡っていた。一人一人のスタッフが水木さんご夫妻に寄せる尊敬と愛情と共感が詰まった渾身の作品を、毎朝味わえた幸せに感謝したい。

脚本家山本むつみさんは、これまでの人生のすべてを投下し、全力で書ききったという。一話一話が濃厚で限りなく優しい15分。ゲゲゲ展の原画からもただならぬ空気を感じた。精魂込めて作った本物は、目には見えなくとも、受け手の心にしっかり届くパワーを放っている。理屈ではない。魂だ。


「ゲゲにょ」ファンが集うツイッターの #gegege タグでは、たくさんの共感や感動の書き込みと共に、音楽担当の窪田ミナさんが、その日のBGMをつぶやいていた。安来の義兄役・中村哲人さんや、貧乏時代の同居人・中森さん役の中村靖日さんは、撮影時や打ち上げのエピソード、出演日などをつぶやいていた。水木さんを愛する若き同業者達がドラマに刺激を受け、連日アップした台詞付きイラストは、いつの頃からか ゲゲ絵 と呼ばれるようになり、人気を博した。少女漫画界の大御所・萩尾望都さんが、このドラマのおかげで、やっと両親に認めて貰ったことも話題になった。最終話となった今日のTLはたくさんの「ありがとう」や「だんだん」で溢れていた。


「彼岸花の咲く頃に亡くなった人はご先祖様に守られてあの世に行ける」と、主人公の母・ミヤコ(古手川祐子)は娘に語った。彼岸花の咲く頃に仮死状態で生まれた私は、やはりご先祖様に守られているような気がしてならない。今頃、実家の庭では秋桜(コスモス) やオシロイバナが満開だろう。今日は誕生日。ふるさとの両親や家族にだんだん。ゲゲゲの最終回は心に残る素敵なブレゼントとなった。「だんだん」はふるさと愛媛の言葉でもある。


中学の頃聴き始めた谷村新司の「セイヤング」では、その週、誕生日を迎えるリスナーからの葉書を読み上げるバースデーコーナーがあった。BGMは、強烈なドラムとギターのイントロで始まるノリノリな曲。2枚組なので後回しにしていたホワイトアルバムをやっと手に入れた日、「あれ?この曲、ビートルズじゃったんか~」とウキウキしたものだ。まさか誕生を祝う「Birthday」の次の曲 が真逆の歌詞とはつゆ知らず…爆弾


頼りなげな「bir~thday~」のバックコーラスは、当時ジョージの妻だったパティと、ジョンとビビビ交際中だったヨーコ。今でもこの曲を聴くたび、二階のこたつで聴いた関西訛りの「おめでとぉっ上向き矢印」が蘇る。会社勤めの頃は給料日が25日だったので、毎年、給与明細が誕生日プレゼントのようで嬉しかったお誕生日縁あって同じ日に生まれた皆さんや、通りがかりのお誕生日さん、天秤座の皆さんに「Happy Birthday 音符」その他の皆さんには「なんでもない日おめでとうきらきら」これから先の人生で、今日が一番若い日。毎日がスペシャル いい日でありますように四つ葉



      お誕生日お誕生席       コーヒーUnbirthday     スマイル おまけ






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最終更新日  2010年10月09日 08時18分17秒
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