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 戻っておいで 私の時間

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2011年12月28日
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カテゴリ:John Lennon
Dream Powerジョン・レノン スーパー・ライヴ2011放送予定

BS朝日
2012年1月1日 19:00~20:54

ケーブルテレビ
JCNグループ18局/各局コミュニティーチャンネル
2012年1月7日 20:00~22:00 ほか



12月8日、日本武道館でDream Power ジョン・レノンスーパーライヴが開催された。スペシャル・ゲストに桑田佳祐。今回の売上から10校が世界の子供達にプレゼントされ、過去10回のコンサートで建設された学校を加えると28ヶ国117校の学校を贈ることになる。グッズ売上は東日本大震災で親を亡くした子供達の元に届けられる。



<ツイッターより>

今年は娘も一緒に行ってきました。感動!桑田さんとても元気でした。一瞬で会場をつかむって、やっぱりすごい。音楽は様々なものを超えて飛んでゆきますね。ヨーコさんパワフルだった。最後に「健康でいましょう」ってさらっと言った言葉にぐっときた。

「健康でいましょう」は震災後目に見えない敵と戦っている皆に向けていたのかな。震災後の福島や原発反対デモの映像、斉藤和義さんの歌など今までの主旨にさらにプラスαされてた。エンディングのGive Peace a Chance、Imagineに涙。



今、バックステージに寄って武道館を後にしたところ。桑田佳祐さん、良かった!さすがの存在感と愉しさと。あと斎藤和義さん、原発へのメッセージも歌に込めて飄々と。overground acousticovergroundも良かった!


そしてもちろん圧巻はヨーコさん。昨日福島に行ってきたという熱い思いも込めて、死者たちからの[あきらめるな!立ち上がれ!!」というメッセージを歌と叫びで。いやぁ、凄いパワーだった。福島だけじゃなく、広島、長崎の死者たちの声も日本にはあるのだ。


あ、それと書き忘れちゃ大変。吉井和哉さんが日本語で歌った「ヤー・ブルース」と、忌野清志郎さん以来の「ジェラス・ガイ」「マザー」が素晴らしかった。充実と感動の3時間。斎藤(早苗)さん、浜田さんご苦労様でした!あと最低10年間は続けて下さい。(湯川れい子)


<マイつぶやき>

ジョンレノンスーパーライヴだん。今年もパワフルで素晴らしいライヴだった。桑田さんは初期を中心に7曲演奏♪来年も来たい。さて、ツイ友さん達と会えるかな?


癌闘病中の桑田さんは初出場。過去に何度もオファーがあったが、毎年、エイズチャリティコンサートの時期に重なるので辞退。「やっと呼んでもらえた」は彼流の照れ隠しだろう。60年代、中学生だった姉えり子さん(「いとしのエリー」のモデル)がビートルズに夢中になり、新作のレコードを買ってきては二人で聴いた。やがてギターを手にした弟は学生バンドを経てプロデビュー。


ビートリィなスーツで登場したそんなヒロシ 桑田さんのギターはジョンが武道館公演で使ったエピフォンカジノ。いきなり「ラ~ラ~ラ~ラララ ラ~ラ~ラ~」と「勝手にシンドバッド」の歌い出しで会場を湧かせる。そのまま歌ってもらっても良かったんですけど上向き矢印初期のロックンロールを中心にノリノリのステージで7曲をジョン風がに股で歌ったスマイル 1曲ごとに「The next song is~」とMC。「From our new LP~」はポールの台詞だっけクール 日本を代表するビッグネームになった今も、ビートルズを歌うと心は少年時代に戻るんだなと感じた。


大震災の1時間前、私が車内で聴いていたアルバムは、病床から復帰した桑田さん渾身の新譜「MUSIC MAN」。魂の作品群は、始めにリズムと踊りありきの金太郎飴的シャカシャカサウンドのJ-POPやK-POPとは一線を画している。死線を彷徨った彼が紡ぎ上げた歌詞には、お気楽な我が宇宙人息子をもゾクゾクさせる力がある。少年時代の音楽体験は一生物。都銀のCMソングに使われた月光の聖者達(ミスタームーンライト) にはビートルズへの思いが詰まっている。ステージでは歌われなかったが、私の頭の中にはエアーで流れていた。


ひとりぼっちの狭いベッドで 
夜ごと涙に濡れたのは
ビルの屋上の舞台(ステージ)で
巨大(おおき)な陽が燃え尽きるのを見た


現在(いま)がどんなにやるせなくても
明日は今日より素晴らしい
月はいざよう秋の空
月光の聖者達(Mr.Moonlight)Come again,please



今やスーパーライヴの中心メンバーとなった奥田・斎藤・吉井トリオが生まれる前からビートルズファンだった桑田さんは、今は亡きお姉さんの思い出を楽しそうに語った。69年、ジョンがヨーコと結婚するとのニュースに、「なんで(相手が)私じゃないのムカッ」と荒れたそうだ雫 ヨーコさんから声がかかった弟は複雑な思いだったかもしれない。


バンドメンバーは揃いのスーツにおかっぱのかつら。長髪のキーボードだけが「ひょうきん族」懺悔コーナーの神様のような白い服に何やら手書きの文字。スクリーンにアップになったので読んでみる。「ラビ・シャンカール」うっしっし ビートルズにシタールを教えたインド人のお師匠さんの名前だ。(「コンサート・フォー・ジョージ」でインド音楽の指揮をしたアヌーク・シャンカール、ジャズ歌手ノラ・ジョーンズは彼の娘達)


このライブでは秋口から出演者が数回に分けて発表されるが、最後に彼の名前が出た時の驚きと感動は大きかった。サザンのデビュー当時のイメージが焼き付いているので、入院はショックだった。復帰後の歌声に救われた人は多いだろう。またステージに立ち、ビートルズの歌を歌う喜びが全身からにじみ出ていた。桑田さんにとって、ビートルズは大好きだったお姉さんの思い出がセットで付いてくる。ライブ=生きること。今回もそれを強く感じた。テレビ画面からは伝わりきらない空気が会場にはある。


          ジョンレノンスーパーライヴ2011  


*画像は‘Gimme Some Truth’をプレイする吉井和哉、奥田民生、ジョン・レノン、斉藤和義(写真左から)

1. Gimme Some Truth/ジョン・レノン(バーチャル出演)奥田民生、吉井和哉、斉藤和義
2. Everybody's Got Something To Hide Except Me And My Monkey/奥田、吉井、斉藤
3. Twist and shout/Roy(The Bawdies)
4. Stand By Me/Roy
5. Help!/BONNIE PINK
6. You've Got To Hide Your Love Away/BONNIE PINK

~チャリティについて/箭内道彦

7. The Ballad of John and Yoko/サニーデイ・サービス
8. Imagine/サニーデイ・サービス


~子どもたちの手紙/杏


9. She Loves You/桑田佳祐
10. You Can't Do That/桑田佳祐
11. I Should Have Known Better/桑田佳祐
12. I'm A Loser/桑田佳祐
13. It's Only Love/桑田佳祐
14. I Feel Fine/桑田佳祐
15. Slow Down/桑田佳祐


16. 朗読‘Imagine’/菅原文太(声の出演)


17. Across The Universe/OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND
18. (Just Like) Starting Over/OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND
19. Watching the wheels/LOVE PSYCHEDELICO
20. Nobody Told Me/LOVE PSYCHEDELICO


21. 朗読‘Love’/杏


22. Rain/斉藤和義
23. Rock And Roll Music/斉藤和義
24. Savoy Truffle(ジョージ没後10年トリビュート)/奥田民生
25. I'm Only Sleeping/奥田民生
26. Rising(日本語バージョン)/オノ・ヨーコ
27. Yer Blues/吉井和哉
28. Jealous Guy(和訳:斉藤和義)/吉井和哉
29. Mother/吉井和哉
30. Happy Xmas (War Is Over)/全員
31. Power to the People~Give Peace A Chance/全員
32. Imagine /全員


オープニングは3.11とその後の原発や被災地の様子、東電記者会見などのスライドで今年一年を振り返る映像がスクリーンに映し出され、演奏の1曲目は「Gimme Some Truth」。杏さんの朗読する「Love」は透明感にあふれ、ドスの利いた菅原文太さんの「Imagine」は迫力だった。ライブの売り上げで建設した学校に通う子供達からは震災後の日本を心配し、祈る手紙が多数寄せられた。


緑色のスポットライトに浮かび上がるヨーコさんは、何かが乗り移ったかのような、地の底からわき上がる的な鬼気迫るパフォーマンス。怒りや恐れから祈りへと昇華する魂の叫びは、長崎で被曝した美輪明宏さんの歌にも通じる。去年と同じ曲だが、日本語なのでメッセージがビンビン伝わって来た。


斎藤和義さんは飄々とした風貌ながら、歌に説得力のある骨太なロックンローラー。春先には「ずっと好きだった」の替え歌「ずっとウソだった」がネットで話題に。元歌のPVは、桑田さんも歌詞にした4人最後のライブ・69年1月18日アップルビル屋上(ルーフトップ)セッションのオマージュ。先日、最終回視聴率が40%を越えた社会派ドラマ「家政婦のミタ」主題歌「やさしくなりたい」では武道館公演そっくりの映像。どこまでビートルズが好きなんだよクール奥田さんは没後10年のジョージの曲を敢えて選んだ。


ヨーコさんは毎回、ジョンとの思い出や、日本の美しさ、少女時代経験した東京大空襲や疎開、飢えに泣く弟と美味しい食事を想像したこと、戦後焼け野原から立ち上がった日本の底力について語ってきた。異国にいても和の心は残っている。


フィナーレではオノコードの小さな光で周りを照らす。一つ一つのともしびは小さくても、集まれば明るくなる。ブログ仲間とドリームパワーを楽しみ、終演後は会場に散らばっていたツイッター仲間と合流。去年のライブでは同じ武道館で顔も知らなかったビートリィな20世紀少年少女達。点と点がつながれば線に、更につながれば面になる。私は今回で6回目。今年一年、たくさんの出会いがあった。来年も広がるといいな。


震災後、脱力感や無力感にさいなまれ、自分には何も出来ないと悩む人は多いが、被災地に心を向け、祈り続けることはできる。目の前の小さな幸せを見つめること。足りない物を数え、人をうらやむのではなく、ある物を数え、感謝すること。周りの誰かを笑顔にするだけでもいい。見えている物だけがすべてではない。マニフェストをことごとく破り、平然としているブレまくりの歴代首相や安全大臣、既得権を死守しようとする大会社のお偉いさんや官僚、偏ったニュースの嘘には小学生でも気付いている。40年前のジョンの歌詞は、皮肉にも今の世相に充分通用する。



I'm sick and tired of hearing things
From uptight, short-sighted, narrow-minded hypocrites
All I want is the truth
Just gimme some truth

I've had enough of reading things
By neurotic, psychotic, pig-headed politicians
All I want is the truth
Just gimme some truth



「ヨーコさん、今、ジョンが生きていたら、今、どんな歌を歌っていたと思いますか?」
「Gimme Some Truthと叫んでいたでしょう。」

力というものは、使い方によって非常に怖いものにも人助けにもなる。一緒に楽しくパワーを使っていきましょう。(オノヨーコ)
んだクール




ノート Mr.Moonlight ノートリンク切れサザン ノートKEIKO☆さんレポ ノートオンデンさんレポ





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最終更新日  2011年12月29日 16時27分57秒
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