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 戻っておいで 私の時間

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2012年01月11日
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カテゴリ:さだまさし
江戸時代の人は除夜の鐘を聞きながら、「七味 五悦 三会(ひちみごえつさんえ)」を家族と話しました。今年食べた美味しい物七つ、楽しかった事五つ、会って良かった人 三人。もし、全部が満たされていたら、今年はいい年だったと喜びあうのです。(鴻上尚史)


年末にツイッターで見かけたつぶやき。美味しい者、楽しかった事、会った人達を数え上げてみる。しんどいことや凹んだこと、うんざりすることも多かったが、思い返せば出会いも多く記念すべき年だった。皆さんはどんな一年を送り、どんな年を迎えられただろうか。心塞ぐことの多い毎日だが、闇の中で小さな灯りを点す小石族でありたい晴れ


元気でいるか

街には慣れたか 友達出来たか

寂しかないか お金はあるか

今度いつ帰る




久しぶりに実家で年末年始を過ごしてきた飛行機 子供の頃はお正月に雪を作ったこともあったが、最近は暖冬のせいか、雪のない年明けが続いているようだ。洗面所に立つと、朝、湯たんぽのお湯で顔を洗ったことや、手足のしもやけが痒かったこと、川霧のたちこめる中、白い息を吐きながら通学した日々が蘇った学校


今年はきょうだいが集まり、母や妹とおせちを作り、こたつで紅白を見、妹達と初詣に行き、〆に子連れカラオケと、にぎやかに過ごすことができた。来年の今頃は息子が受験生。当分帰れそうにないふるさとの空気を胸一杯吸い込み、親妹弟や甥姪の笑顔を目に焼き付けてきた。


それぞれに年を重ねたこともあり、穏やかな暮らしが淡々と続くことや、家族が健康でいられること、親の待つ家に帰れるありがたさを、しみじみ思う。帰りたい場所に帰れ、会いたい人に会える幸せに感謝。今は年賀状のやり取りだけになってしまった旧友達とも会う機会を作りたいと思っている。



お前も都会の雪景色の中で

丁度あの案山子の様に

寂しい思いしてはいないか

体をこわしてはいないか


元気でいるか

街には慣れたか 友達出来たか

寂しかないか お金はあるか

今度いつ帰る




「案山子」は、学生寮時代、さださんのコンサートでルームメイト達と号泣した曲。18で単身上京し、朝から晩まで厳しい規則に縛られた窮屈な四人部屋で暮らしていた。アパートより寮の方が経済的にも保安面でも助かる。長子なので、夜な夜な、茶の間で家計簿を付けながら仕送りしてくれる母や、後に続くきょうだい達に負担をかけぬよう、地味に暮らしていた。音楽は心の支え。田舎出の私達は、さださんの歌詞に里心がつき、涙に暮れた。



テレフォンカードが使える緑電話や100円玉が使える黄色電話が登場する前、寮の赤電話から愛媛の実家にかけるには、まず両替。10円玉の山をいくつも用意し、電話の列に並び、猛スピードで落ちていくコイン補充の手を休めることなく、母と話す。規則でバイトは禁止されていたので、合宿や就活などで支出が嵩んだ時は、申し訳ない気持ちで「金頼む」の電話をかけた電話親元から通える人が羨ましかった。



帰省は羽田から スカイメイト か、学割で山陽新幹線~宇高連絡線~予讃線乗り継ぎ。寮仲間と荷物を提げ、駅へと歩いた。空席待ちのスカイメイトで帰る時は、4:30頃寮を出て始発電車経由で始発モノレールに乗った。陸路だと優に12時間はかかった。新幹線の遅延で乗り継ぎができなくなり、高松駅のホーム待合室で一番列車を待ったこともある。震災翌日、九州新幹線 が開業したが関東では殆ど報じられなかった。依然として四国は置いてきぼりだ。



卒業式シーズンのラジオで、東京人タレントの「またいつでも会えるから」発言に違和感を覚えたこともある。会えないんだよしょんぼり いつまでたってもアウェイ感覚が抜けないミーハーな私は、どうしても地方出身組に目が行く。 AKB ひとつとっても、親元から通っている子より、今は、大分出身の この子 が気になっているスマイル



  
3歳の時からバイオリンの英才教育を受けたさださんは、音楽家を目指すため小学校卒業と同時に親元を離れた。まだ新幹線もなかった頃、長崎から列車で23時間57分かけて上京。長距離列車に揺れながらふるさとに向い、後ろ髪を引かれる思いで東京に戻る。何百往復もする間には、たくさんの笑顔や涙があっただろう。学生時代には自分の姿を重ね、今は、子を送り出す親の立場を思う。



来年デビュー40周年。4000回に及ぶコンサートで日本中を旅してきた。3.11以降は、足繁く被災地に通い、避難所やコンサート会場でこの歌を歌ってきた。「案山子」は「主人公」に次いでリクエストの多い曲だそうだ。「淋しかないか お金はあるか」のフレーズに、会場から「ない!」と大きな声が上がるという。国民の方を向いていない冷たい目のセンセイ方より、心に寄り添う歌を歌い、心に届くメッセージを伝え、励まし続ける歌い手達の方が、はるかに力になっていると感じる。今日で震災から10ヶ月。黙祷。



4月で還暦を迎える年男まっさん。叶えられなかったバイオリニストの夢は、ジュニアが実現させた。今年は辰年。どうか飛翔の年になりますように。


ビートルズで辰年生まれといえばジョン。一昨年閉館したジョンレノンミュージアム には、干支にちなんで作った龍の模様入りアコースティックギターが展示されていた。存命なら、どこかのお寺でお相撲さんと一緒に豆まきをしていたかもしれないクール


  



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   ヘッドホン二世 きらきら年 男  さくら年 女 音符セッションデビュー








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最終更新日  2012年01月11日 22時06分05秒



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