テーマ:中国&台湾(3303)
カテゴリ:中国生活
久しぶりの裏路地散歩に気持ちが昂ぶり、
思いの他写真を多く撮ったので、 散歩写真第2弾です。 場所は同じく蘇州2大繁華街の、 観前街と石路のほぼ中間に位置する桃花Wu(土偏に烏)。 嫁さんの実家がある関係で何度もこの周辺には来ているものの、 あまり寄り道をしたことがなかったので、 天気はイマイチながらも楽しく散歩できました。 水の都と言われるだけあって、 裏路地のあちらこちらで突然顔を出す水路、 両側にひしめく様に建てられた漆喰の家屋が絵になります。 この数年で水路も随分きれいになったようで、 以前のような汚水の臭いはしなくなりました。 最近は市政府も新たな近代的な観光スポットではなく、 山塘街のような昔の趣きを生かそうとしているようで、 この辺りも間違いなく今後再開発がされるでしょうから、 どのように再開発されのかは興味深いところです。 どの裏路地を歩いてもゴミの落ちていない古き良き蘇州。 前回の散歩記事にコメントを下さったTOFFさんが言うように、 蘇州の民度は他地域に比べてかなり高いのでしょう。 決して都市の規模としては大きいとは言えない蘇州ですが、 『上に天堂あり、地に蘇杭(蘇州/杭州)有り』と言われるだけあって、 春秋戦国の頃から文化が栄えた都市だけに、 元々豊かな地域だからこそ、 いわゆる文化レベルも他都市よりも高いのかもしれません。 逆に自都市が豊かな分、 視野・意識が自地域のみに留まってしまい、 他地域・他世界へ意識が向かないということもあるのかもしれませんが・・・ 上の写真の壁沿いの台は、 台所に使われることが多いです。 蘇州に限りませんが、 旧市街の裏路地を歩いていると、 家の中ではなく道端で料理を作っている家庭をよく見かけます。 煙が家にこもらないようにという生活の知恵といったところでしょうか。 道端では・・・ 野菜を洗い、中華鍋で炒めたりする光景、 タライに溜めた湯で髪を洗う光景、 何時からそこにいるのだろうと思うほど椅子に根を生やしたご老人、 素朴な光景がいろいろ見られます。 嫁さん曰く、以前は鍵はもちろん家のドアも開けっ放しだったとのこと、 さすがに今はドアはもちろん、鍵をかけ、 窓には鉄格子、 壁にはガラスの破片の山。 散歩中に通った小学校も門は硬く閉じられ、防犯カメラが作動中。 自分の幼少時代も家の鍵など閉めることなく、 学校の門も閉まることはありませんでしたが、 蘇州でも強盗や子供を狙った犯罪が増えていると言うことなのでしょう。 せっかくだから、せっかくだからと、 できるだけ遠回りして歩いていくと、 少し大きな道に出ました。 個人商店がずらっと並んだ、庶民の台所です。 台所どころか、日用品も服も花も買える、商店街。 ここから徒歩で15分ほどで石路、 賑やかな繁華街のすぐそばに、 今も寂れることなく(?)賑わう地元民愛用の商店街です。 自分らは毎週のように週末、 カルフールのような大型スーパーに買出しに行きますが、 嫁さんのご両親はスーパーには全然行きません。 家の近くのこういった商店街で、 全てが買えるからということでしょう。 考えてみたら四川時代は、 上の写真のようなお店で夜な夜な屋台を満喫していたものです。 「オープンテラス」には違わないのだけれど、 これほど「オープンテラス」という表現が不釣合いな光景もないでしょう。 ただ、こういうところで食べる料理のほうが、 高級料理より記憶に残るのは自分が庶民だからでしょうか・・・ 市内ではまだまだ当たり前に見られる路地にテーブルを並べた光景、 新区でも局地的に見られますが、 園区にいたってはほぼゼロなのではないでしょうか。 逆に園区では、 まさに「オープンテラス」という言葉にふさわしいカフェに出会えます。 久しぶりの散歩を目いっぱい満喫、 蘇州の骨身に染みる寒さの冬、 蘇州の頭がくらっとするような夏・・・ これからの季節がまさに蘇州の散歩日和です。 気になる散歩道はまだまだいっぱい、 今度は息子を連れて散歩でしょうか。 先日蘇州にアンディ・ラウこと、劉徳華がコンサートに来ていたようです。 周辺道路は大渋滞、 公安の姿がいっぱいなのに、 公安に負けないぐらいいっぱいのダフ屋さん。 冷やかしで聞いたところ、 開園数時間前で既に値下げが始まり、 安いものでは100-200RMBまで下がっていた様子。 もちろん高いものでは800RMB、1000RMBというのもあったようですが。 あいにくの雨でダフ屋さんも苦労したのではないでしょうか。 人気blogランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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