北京の繁華街『王府井』を歩く
北京の夜は蘇州と違い、まとわり付くような湿度が無く、快適な夜の散歩を楽しめました。向かった先はおのぼりさん定番の『王府井』。以前北京を訪れたのは7,8年前。きっと訪れたはずですが、『王府井』の記憶は全くありません。当時、全く心に響かなかったということでしょうか・・・今回残念なのは、『胡同』に行けなかったこと。時間は無かったし、久しぶりの北京を駆け足だったので、定番コースで全く問題なかったのですが、同行していた中国人スタッフから『胡同』の提案は無く。彼らにとっては見慣れた下町の庶民の生活。やはり外国人だからこそ惹かれるというところでしょうか。 歩行者天国になっています。蘇州の『観前街』より道幅も規模も大きく、上海の『南京路』よりは短い歩行者天国といったところ。7,8年前がどうだったかは不明ですが、この雰囲気であれば記憶に残っていないのも納得です…買いたいものは特にありません。残念ながら『北京』のニオイは実感できず・・・それでも、不思議と日本とは違う中国流のカラフルなネオンは、心をときめかしてくれます。『王府井』の由来は・・・明の時代、ここに皇族の屋敷(王府)と井戸があったことためとか。井戸のあった場所にはマンホールの記念碑がはめられていましたが、言われなければ気が付かずに通り過ぎてしまうほど地味なもの。 王府井にあった北京物産市場。平日の夜の9時ごろでも大繁盛です。ドライフルーツが北京名物とのこと、お土産に買いましたが、自分の口には合わず・・・ドライフルーツが北京名物というのも初めて聞きました。本当でしょうか!?他には『ダック』がありましたが、晩御飯で『鴨王』というレストランで、本場の北京ダックを堪能したので、買わずじまい。ちなみに本場の北京で食べた『北京ダック』のお味は・・・美味かったです。というか、全ての料理が美味かったです。理由は・・・『鴨王』というレストランの味が良かったのでしょうか。それとも、タイミング悪く、朝・昼と何も固形物を食べるチャンスが無いまま、長城3時間、故宮3時間を歩き続けたが故でしょうか。 惜しいかな、腹いっぱいになった後の屋台に心向かず・・・『王府井』の夜市も名物の一つ。政府の規制のせいか、外国人など「外地」の人がぼられないように、値段も全て専用のボードに書かれています。皆が同じ制服を着て、整然と同じ形の屋台が並んでいるのは屋台の面白さが半減も、夜の闇に浮か提灯の灯りは堪りません。シシカバブにイカ、臭豆腐、焼きそばに煙を吐き出す飲み物(ドライアイス入り?)。華東名物と思っていたザリガニや、広東名物と思われる芋虫も。 規格化された屋台ですが、屋台越しの熱心な客引きには心躍ります。思わず足を留めたくなるような、熱い視線に全身を使った手招き。そして、声を枯らしながらの宣伝文句。屋台の熱気は健在でした。つくづく悔やまれるのは、お腹がいっぱいだったこと・・・そして、同行していた中国人スタッフ達の足も止まる気配がなかったこと・・・屋台とか下町のような場所は、一人か気心知れた相手と気ままに歩くところと再確認。今日は「洗牙歯」に行ってきました。歯1本7元で、32本の内28本を綺麗にしてもらいました。占めて200元(3000円)なり。人気blogランキング