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カテゴリ:里山の草花たち
ワークショップ みんなで振り返り 語り・体験し合い そして... 土、日と『福島(「ふくしま」「フクシマ」「Fukushima」)で "あの日" から今日までを振り返り "明日" について語り合うワークショップ』に参加してきた。飯坂温泉で、ゆったり、深~く という主催者のねらい通り、とてもリラックスできた二日間だった。 福島県内だけでなく東京や神奈川、東北の宮城、岩手から40人ほどの人が参加した。大学生や若者もたくさん参加してくれた。NGOやNPOで活動されている方、学校の先生たちも多かった。 初めて出会った人たちとグループを組み語り合った。自分の中にある自分と向き合った。グループの輪が拡がり、さまざま人が寄り添ってくれる中で、自分の中の自分と少しずつ会話ができるようになったように感じた。 みんな自分こととして願いを出し合った どれもが共感できる意見だった こんな意見が7枚の模造紙にいっぱい 福島の外にいた若者たちが 「私は福島が恐かった。福島の人が放射能が恐いように、私も怖かった。でも福島は、決して福島だけの問題じゃないんだ思う」「僕は大学で理系です。放射能のことはよく解らないけれど、少しでも解るように説明できるかもしれない」 若い人たちが参加費を負担して、他人の痛みに、揺らぐ心に寄り添おうと必死になってくれていた。嬉しかった。 一人の私の子どもの年齢のような娘が 「日本中のみんなが、We are all Hukushima なんだ」 と言ってくれた。そうなんだなぁ。僕は東京から来て6年目で、この集落でいつも部外者なんだと感じていた。まるで『異邦人』のような居心地の悪さを感じていた。でも自分の中にある垣根が、そうさせていたのかもしれない。 たくさんの人と知り合うことができた。辛さは違うかもしれない、意見は違うかもしれない、でも、どこかで共感してもらえる、この心地好さは励ましよりも、どれだけ僕を勇気づけてくれたことだろう。 今朝、玄関先のコスモスが昨年よりも大きな花を咲かせているのが目に入った。昨日まで薄汚れて見えた花が、ちょっと優しく語りかけているように感じられた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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