土曜日にラジオで藤本義一氏の話を聞いた。藤本義一氏は1933年1月26日生まれ大阪府堺市出身。大阪府立大学経済学部卒業。大学在学中の1957年に執筆した「つばくろの歌」というラジオドラマ作品で同年度の芸術祭文部大臣賞を獲得。1974年には上方落語家の半生を描いた「鬼の詩」で直木賞受賞した作家。(ウイキペディアより抜粋)。藤本氏は大学在学中の就職活動でサラリーマンが面白くない事に気付き、「俺は物書きになってやる」と考え作家になったという。在学中に書いたラジオドラマの原稿料5万円と芸術祭文部大臣賞のラジオドラマの賞金20万円とを元手に作家として活動を開始したという。氏は今の金額で言えば2000万ぐらいかな~と言っていたが私が消費者物価指数で計算すると142.5万円ぐらいになったから1桁勘違いされていたのかもしれない。ただ何を基準にするかは難しく藤本氏にとってはそれくらいに感じたのかもしれないし実際にそれぐらいの価値があったかもしれない。アナウンサーが「そんなに簡単に自分のしたい事で食って行けるように成れますかね?」みたいなニュアンスで聞いたところズバリ「成れます」と答えた。なぜ成れるかは具体的に話さなかったが(話が変ったから)藤本氏の言葉の節々からまた体験談から聞いて取ることができた。全盛期の1日の執筆活動の時間を聞かれたとき「打合せなどを入れて17時間ぐらいですかねー」と述べていた。「睡眠時間は多くて4時間。普通は2、3時間ですね」とも言っていた。1日に原稿用紙50枚ぐらい書いていたという。「そんなにすらすら出てきますか?」との問いに「人間は食べたら排出するでしょ、それと一緒に私は本をむさぼり食うように読んだ、だから出てくるんですねー。」と答える。1年で700冊程度を本を読むという。凄いと感じた。やると決めてからの量稽古。すごい。そこで「やると決める」ということについて頭の中に蘇えってきた。この藤本氏のラジオ番組の前日。NHK特集の矢沢永吉氏の番組でのことだ。矢沢氏曰く。「人生一度きりでしょ。やりたいことやらなきゃ。だって面白くないじゃん。借金してでもやらなきゃ。だって人生一度っきりだよ。」んー永ちゃん最高。そうすると藤本義一氏もある意味ロックンローラーだ。私もある意味でのロックンローラーになろう。
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Last updated
2006年04月04日 16時52分29秒
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