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Neko月@ Re:野村美月 『“文学少女”と死にたがりの道化』(06/14) 深い。 面白い。 はまる。 読む。 サ…
shiba_moto@ Re[1]:土橋真二郎 『ツァラトゥストラへの階段3』(09/12) しばたさんへ コメントありがとうござい…

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2010.02.02
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カテゴリ:感想
 人間とヒトデナシが共存する世界。宿敵・無謀が逮捕されたと聞き、夏原ホテルへ向かった秋津と望。そこはヒトデナシが憑いたことで「夢境ホテル」とも呼ばれ、望は選ばれた者しか入れないホテルが見る夢=夢の一週間へ。ひとりホテル探偵となった望だったが、そこで殺人が・・・

 シリーズ第2弾。復活した探偵秋津承一郎とその助手古村望の物語です。しかしながら、今回の中心はまぎれもなく望。ホテル探偵として夢の一週間での事件に対峙します。
 おそらくは昭和初期ぐらいのパラレルワールドと思われた前作と比較すると、随分その雰囲気は薄れました。中心となる舞台はホテルが見た夢の中。しかも日ごとに異なるテーマに彩られたテーマパークのような「夢の一週間」。
 前作はオーソドックスなミステリでしたが、今作はミステリはミステリでもファンタジー色の強いミステリ。前作と同じイメージを想定していると面食らうかもしれません。

 シーンごとに視点が異なり、登場人物も決して少なくありません。しかし、登場人物やその状況がしっかり書き込まれていることで一瞬の混乱もすぐ薄れます。むしろ三探偵のひとりである近松独善の登場シーンを多くすることで、より世界が広がっている気がしました。

 残念ながら秋津の登場シーンはわずか。でも、そのわずかなシーンではやはり存在感があります。もう少し彼が活躍するシーンを見たい気はしますが、自作ではどうでしょうか。

 早くも三作目の告知がされ、最終盤ではそれにあわせた引きもあったのですが、今度はどんな作品になるのか。新たなヒトデナシが登場することで、きっとまた変わった雰囲気の作品になるのでしょう。今から楽しみです。

関連作:『無貌伝 ~双児の子ら~
2010年1月26日読了





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Last updated  2010.02.02 17:50:40
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