371383 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

積んどく? 読んどく?

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Profile

shiba_moto

shiba_moto

Calendar

Category

Favorite Blog

うたたね通信社 ~… 山村まひろさん
Hard-boiled or soft… クロフネ9627さん
片手に吊革・片手に… もりのゆきさん
yanyanの日記 ya226さん
あたまのなか 三日ぼうず3さん

Comments

shiba_moto@ Re:???(05/08) 通りすがりさん >氷室さんは永眠なされ…
通りすがり@ ??? 氷室さんは永眠なされてます。
shiba_moto@ Re[1]:野村美月 『“文学少女”と死にたがりの道化』(06/14) Neko月さん、こんにちは。コメントありが…
Neko月@ Re:野村美月 『“文学少女”と死にたがりの道化』(06/14) 深い。 面白い。 はまる。 読む。 サ…
shiba_moto@ Re[1]:土橋真二郎 『ツァラトゥストラへの階段3』(09/12) しばたさんへ コメントありがとうござい…

Freepage List

2010.02.17
XML
カテゴリ:感想
 恋には二タイプあるそうだ。気付いたら落ちているタイプと、出会った瞬間、一発で落ちるタイプ。女子と接することが苦手だった陽介は、そういった経験をすることは一度もなかった。だが、ちょっとしたことをきっかけに、彼には二つの出会いがもたらされ、運命は変わっていく・・・

 第1回GA文庫大賞優秀賞受賞作。あまり詳しく表現できないけれど、いわゆるやり直しもの。ただ、かなり序盤で結末が想像できてしまうのが痛かったです。
 想像さえできなければ、どうなるんだろうとワクワクしながら読めたのではないでしょうか。構成自体は悪くなく、タイトルにもなっているリセットを巧みに活用した、印象的な作品に仕上がっていた気がします。しかしながら、気付いてしまうと構成を生かした大きな魅力のひとつを失ってしまい、輝きが薄れてしまいます。これは残念でした。伏線が少々あからさますぎました。もっとも、伏線に気づかなければ唐突すぎるオチという印象を受けたかもしれませんが。

 おそらく三度同じようなことを繰り返すためでしょうが、一回に費やす紙幅がどうしても少ない気がします。それゆえに、物語もややかけ足で、ちょっともの足りない印象。とくに女子と接することが苦手だった陽介がなぜかそれを克服したあとの行動や、あるいは各話に登場する女子が彼に対して心を開いていく過程でそれを強く感じました。構造面から見れば、もう少し深く掘り下げるためにも複数巻で語るべき内容だったかもしれません。

 ただ、女性キャラはなかなか魅力的で、書き分けもうまくできていてよかったように思います。もしかしたら、純粋にラブコメでいったほうが合っているのかもしれません。次はそういうものを読ませてほしいと思います。
2010年2月11日読了





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2010.02.17 23:03:34
コメント(0) | コメントを書く
[感想] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X