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Neko月@ Re:野村美月 『“文学少女”と死にたがりの道化』(06/14) 深い。 面白い。 はまる。 読む。 サ…
shiba_moto@ Re[1]:土橋真二郎 『ツァラトゥストラへの階段3』(09/12) しばたさんへ コメントありがとうござい…

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2010.03.03
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カテゴリ:感想
 探偵・花咲太郎は犬猫捜索専門。そしてロリコン。当然殺しや誘拐なんてものには無縁のはずであり、そんなものの犯人捜しなんてする気もない。だが、彼と共に暮らす小学生のトウキはなぜか事件を呼び寄せてしまう。閃かないダメ探偵・花咲太郎はそのたびに事件に巻き込まれ・・・

 「探偵」なんてタイトルにくっついてますが、ミステリを期待しちゃだめな作品ですね、これは。
 閃かないだけに、推理の過程もとにかくショートカット。そちら方面の醍醐味は期待できないのです。
 では、この作品の売りは何なのか、と考えると、正直一体なんだろうと頭を捻ってしまいます。
 ミステリではない。
 涙するような人情話でもない。
 驚愕するような展開もない。
 うらやむようなラブストーリーでもない。
 腹を抱えるほどのコメディでもない。
 しいて言えば、くすっと笑ってしまう程度の小ネタ話、といったところでしょうか。「推理は省いてショートカットしないとね」なんて言葉は、むしろミステリのパロディととれなくもありません。

 もっとも、ストーリーにはミステリのガジェットも盛り込まれ、楽しませてくれるものには違いありません。探偵が出てくれば殺し屋も出てくる、なかにはちょっとした驚きをもたらすようなものも。ただ、犯人はわかっても、事件の真相がわかるようなものばかりではありませんがね。

 入間人間ならではの、ゆるくコミカルな部分とグロテスクな部分が同居した作品。これ以上コミカルだと2つの部分が相容れない気もするし、それならいっそコミカル路線に走ったほうがいいもします。どちらにしろ、続編がどんななのか、気になる作品です。
2010年2月26日読了





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Last updated  2010.03.03 23:52:34
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