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テーマ:■関西の美味しいお店■(176)
カテゴリ:大阪名物
昨年発売されたこの本。凄く面白いです。すでに30万部も売れているとか。 大阪の土産ものってなんだろう。タコ焼きなんか熱々のまま東京へもって行かれへん。 新幹線の新大阪の売店で一番売れているのは生八つ橋に赤福。。。 これって京都と伊勢名物じゃないのか。。。 こんな状態を憂いた筆者2人が役一年間の取材期間を費やして完成させた本です。 読んでみると内容が単なるグルメガイドに終わっていなく、読み物として面白いのがいい。 そのなかの一つ大阪千日前の「あばらや」というおすし屋さんの「さば寿司」のくだり。 「三ツ寺の行き着けのスナックで飲んでいたら、常連のTがほろ酔い加減で 「土産やで」と携えてきたのがこの"さば寿司"だった。食べ物にうるさいTは、 いつもなかなか旨いものを見繕ってくるので、ママを始めカウンターにいた客は全員 その杉の箱に注目した。蓋を開けるとなかなか華のある寿司ではないか。。。」 この出だしの文章を読んだだけでこの「サバ寿司」が欲しくなりました。 こういった小気味良い文章で大阪名物、大阪土産にこれはいかがって品がずらりと 紹介されています。ここで紹介したデリチュースやなかたに亭のクレーム・オ・ショコラも 実はこの本で知りました。 というわけで昨日千日前までさば寿司を買いに行って来ました。 あばらや 店名がなんとも投げやりな感じですが、このあたりのエピソードは上述の本に 詳しくかいてあります。 お店の場所は千日前のNGKの裏にあるファミリーボールってボーリング場の向かいの それはそれは昭和エレジーな場末感ただよう路地にありましたw さて、事前に電話でお願いしていたサバ寿司をもってかえってさっそく頂く事に。 わざわざ包紙に「なまぐさくない」って書いてあるw この辺がいかにも大阪らしい。 さば寿司 二千三百円 普段目にする「バッテラ」よりもずっと綺麗で華のある佇まいです。 白板昆布のしたから透けて見える木の芽の緑も目に鮮やか。 実はこのサバ、酢ではなく塩でしっかりと4時間漬け込んでいるから生臭くないとのこと。 食べてみるとこれがちょっと甘い酢メシと良く合ってます。 身はあまり厚くはないのですが、それがかえって優しい感じでとても美味いのです。 酢飯の間には鯛のそぼろも入っていて、これもまたいいアクセントになってます。 大阪土産のレパートリーに一つ加えてみてはいかがですか? お勧めですよ~ <電話予約しておけばさば寿司だけの購入もOKです。> あばらや 大阪市中央区難波千日前2-14 06-6631-0223 16時~23時 日曜祝日休み クリックしてね~ブログランキング!「外科食」上昇中! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.01.28 15:13:15
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