１歳４ヶ月になった息子。完全な卒乳。
乳児から幼児への階段を着実に上がっています。
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息子が生まれた直後初乳を与えて、おっぱいが出てきた事で、
赤ちゃんがおなかの中にいた時の母性とはまた別のものを感じた記憶があります。
おっぱいに吸い付く力が強い息子。対してまだ鍛えられていない私のおっぱい。
初めは切れたり、血がにじんだり、それはそれは痛かった･･･。
直接吸わせられない程痛む時は夜中でも搾乳して、哺乳瓶で与えたりした。
乳首を休ませるために、丸１日ミルクにした時は息子に謝りながら泣いたなぁ。
母乳育児、母乳だけで・・・にこだわった訳では決してありません。
だけど、幸い母乳だけで息子はすくすく成長していくことになりました。。。
やがて来る、『その日』の事なんて、当時知る由もなく。
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１歳のお誕生日を過ぎてから夜寝る前だけの授乳になりました。
３回の離乳食で満足してくれていたのかな？
だから、夜寝る前の絵本の読み聞かせと、添い乳をしながらの寝かしつけが
とても心地よい、幸せなひと時でした。
息子も安心した顔で眠りにつく。
１歳１ヶ月になった時、「もうおっぱい、バイバイしようね」と
息子に言ってみました。もちろん、息子はその意味を理解していませんでしたが、
眠る前の添い乳の儀式をやめてみようと試みました。
急に吸えなくなったママのおっぱい。
「どうして、どうして？」
「ちゅこちゅこしたい」
息子は聞いたことも無いような大声で泣きました。
“いろいろわかるようになる前に、乳離れしたほうが楽”という情報に踊らされて、、
息子と私の安心して落ち着ける唯一の時間を無理やり終わらそうとしていました。
息子の泣き顔を見て、なんて馬鹿なことをしたんだろうと反省。
“卒乳”ではなく、“断乳”してしまうところでした。
そして、息子の気の済むまでおっぱいを与えようと思いました。
自らおっぱいバイバイできる日まで。
旅行や、帰国などでどうしても飛行機に乗る機会が多かった息子。
ぐずった時にてき面の効果があるので、本帰国のフライトの時もおっぱいを
頼りにしたかったのもあり、結局１歳３ヶ月まで“おっぱいマン”でした。
９月中旬に日本に帰国後、少しずつ夜寝る前の授乳時間が減りました。
添い乳しながら、「ママもねんね」と私が言うと、息子は自然と
おっぱいから口を離すようになったのです。
そして、引越し荷物の片付けがひと段落した１０月初旬には、
絵本を読んだ後電気を消すと、布団の上や部屋の中をあちこち移動し、
最後には寝かしつけようとする私の腕の中に甘えるように戻ってきて
お気に入りの毛布を抱きながらスヤスヤと眠るようになりました。
ダミ声の私が歌う子守唄代わりのいろんな歌もちゃんと聴いてくれています（笑）
それでもおっぱいが恋しくなる時もあったみたい。
その時は「もう、ボクはおっぱいバイバイできたんだよ」と話すと、
お気に入りの毛布をギュッ噛みしめながら眠りました。。
健気な息子の寝顔を見て涙が出そうでした。
比較的、楽に卒乳できたのかな・・・。
息子は最近、毛布を抱きながら横を向いたり、うつ伏せになったりして眠ります。
今は、私の手二つ分くらいしかない、息子の小さな、小さな背中に耳を当て、
トクトクと小刻みで力強い鼓動の音と、静かな寝息を聞くのが
息子を寝かしつけながらの私の日課になりました。
幸せな、幸せな時間です。
大きくなるにつれ、どんどん親の手から離れていく･･･。
その、一番初めの段階がもう終わってしまいました。
あっという間だった・・・。なんだか寂しいものです。
これからも目まぐるしい成長を楽しみに、子育てして行こうと思います。
これからもずーっとよろしくね。
