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カテゴリ:映画
2004年のイタリア映画です。
富も名誉も、美しい妻も手に入れた男が、 衝動的に抱いた貧しい女にどうしようもなく惹かれていく、 悲しい愛のドラマです。 ペネロペ・クルスはセックス色がやたら濃い感じで 私の嫌いな女優でしたが この映画を見て考えが変わりました。 スペインの女優でありながらイタリア語で演じてます。 社会の底辺で生きる女、イタリアを演じるペネロペ・クルスは、 可憐で愛らしい容貌から、浅黒い肌にすきっ歯、 クマのように見える濃いアイライン、 色の抜けた髪の毛の痛々しい姿に変貌し、 しかしその内面で、無条件に男を愛しぬく、 純粋で強い女を表現しています。 この捨て身の演技は絶賛されて当然なものがありますね。 ドロドロとした過程ながら、言葉少ない中に本当の愛を知り、 痛みや悲しみを知ることの切なさを赤裸々に表している、 私の中でのベストファイブくらいに入るラブストーリーでした。 監督、脚本、主演をつとめたセルジオ・カステリットも スケベながら渋い中年が 真実の愛に目覚めていくさまが、哀しく表現されて なかなかよかったです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.05.16 13:14:38
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