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2010.05.17
カテゴリ：映画
これはE・M・フォースターが1913年に執筆した小説を原作として
1987年に制作されたイギリス映画です。 ２０世紀初頭のイギリスでは同性愛が罪だ、という背景や、 ノーマルな人間から、軽蔑されたりする、 現代とは隔絶の感があるその時代に生きた 一人の若者の純粋な心を描いた傑作です。 中産階級のモーリスは、ケンブリッジ大学に入学、 そこで上流階級のクライブに出会う。 モーリスはクライブの影響を受けるようになり、 やがて2人はプラトニックな恋愛関係となる。 ところが、彼らの旧友リズリー子爵が同性愛の罪で逮捕されたのをきっかけに、 クライブはモーリスとの関係を断ち切り、結婚を決めてしまう…。 モーリスはそのことで苦しみ、心身のバランスを崩してしまうのですが 新たな愛を、偽善のない真実の愛を見出していく・・・というお話しです。 同性愛だろうと異性愛だろうと、 基本的には同じことで どこまで純粋な愛か・・・・ それに対してどこまで正直に生きられるか・・・・ そこが問題なんですね。 モーリスは隠れみのとしての結婚などできない、 自分に正直に生きて けっきょくは本当の愛を見つけられた。 その愛を知る過程がまた切なく、 美しいラブストーリーになっています。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
Last updated
2010.05.17 12:02:38
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