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カテゴリ:映画
これは2003年のフランス映画です。
本格フレンチミステリーと謳われてるみたいですが 私には、一人の人間のつらく悲しい心の闇を解き明かしていく ノンフィクションに思えました。 パリを舞台に27人もの連続殺人が起こる。 容疑者として捕まったクロードは多重人格者だった。 クロードは本当に多重人格者なのか? いったい彼女の中に住む誰が殺人を犯していたと言うのか? 連続殺人犯を捕まえるまでの刑事たちの数日間と、 逮捕後のクロードが病院で受ける精神鑑定と並行しながら話は進められて行く。 それぞれが人格ではなく人物だと言い張るクロード。 心理カウンセラー の戸惑いと攻防。 直感で徐々に謎を解きながら犯人を追い詰めて行く刑事マチアス。 それぞれが人格ではなく人物・・・・・・ というクロードの言葉そのままに描かれているので 多重人格の基礎的知識のない人には 何がなんだかわからなくなりそうな内容です。 最後のつらい真実の衝撃は 深い悲しみを覚えます。 主演のシルヴィー・テスチュは アメリー・ノ-トンの、日本での就業体験をもとにした 自伝的小説 "畏れ慄いて(おそれおののいて)” の映画化においても主演してるそうです。 私は本と映画、どちらも見てないのでなんとも言えませんが 大方の日本人には評判が悪いそうな・・・・ しかし、私には共感できる部分が たくさんありそうな気がしますけど・・・・・ さっそく図書館で借りてこようと思ってますけどね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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