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2010.06.12
カテゴリ：映画
“パニックルーム”は2002年
皆様よくご存知、ジュディ・フォスター主演の映画ですが、 今日は主人公の娘サラが1型糖尿病だった、 ということに焦点を合わせて書いてみたいと思います。   セキュリティシステムの万全な家に強盗が入る、 ということでジュディの死闘が始まるわけですが それは娘が、インシュリン依存の1型糖尿病で、 あわててパニックルームに入ったものの 娘の病気のための治療道具を持ち込まなかった、 ということで大変なことになるわけですね。 娘が発作を起こすのですが、 それは低血糖による昏睡。 血糖値を上げなければいけないはずなのに パンフレットには、インシュリン注射を手に入れるため・・・・ と書いてあり、それはないでしょう、ということになります。 インシュリンは血糖値を下げるためのものですから。 単にパンフレットだけの間違いなんでしょうが 低血糖には糖分を補給しなくちゃいけない。 チョコとかあめ玉とか、重症な時はグルカゴン注射。 映画はそのグルカゴン注射のことを言ってたんでしょうね。 糖尿病に日頃無関係な人は見逃すようなことも、 関係者には大問題なわけで、 ネット上でもこの映画のパンフレット記述については大ブーイング。 作って間もない家、ということでもあったんでしょうが、 パニックルームに非常食がなかった、ということにもなります。 何かしら食べるものがあればあれほどの昏睡にはならなかったはずです。 医学監修がここまでいい加減なのは、 最近ちょっと珍しい・・・・ と、あるお医者さんが書いてました。 パンフレットと言えど、キチンと書いて頂きたいものです。 命にかかわることですからね。  ジョディ・フォスター実着用衣装ということでネット販売されてました ということで、糖尿病者が甘い物を持ち歩く理由が わかっていただけましたでしょうか？ 膵臓の働きがなくなると インシュリン注射や服薬でのコントロールは すごく難しいんですよ。 もうひとつ、ブーイングじゃなくて 血糖値測定器のお話し。  腕時計型血糖値測定器グルコウォッチ サラが腕時計見たいのを着けてますが あれは定期的に血糖値を測ってくれる器械ですね。 日本ではあまり知られてないですが 値段が高く、ちょっと時間的にずれて表示されるみたいで 普及する見込みは今のところないようです。  サラ役クリステン・スチュワート “トワイライト～初恋（2009） お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
Last updated
2010.06.12 13:20:32
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