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カテゴリ:映画
あのアンソニー・ホプキンスが、
今まで私が知ってる彼の役どころである 表情を殺した冷酷、とも言える人間とはちょっと違う面を見せてくれました。 上映当時66才。 たくましい体してます。 あのニコール・キッドマンとからむのですが 二人の歩んできた辛く悲しい人生がそうさせる、 お互いを受け入れる、優しく悲しいシーンになってます。 世間の他人を測る目・・・・・学歴、家柄、人種、職業、その他諸々。 私たちの周囲に何の疑問もなく常に満ち溢れてる 見栄と虚飾の世界。 しかし、そこを一場面だけ切り取って 映画にしてみると どれほどの醜悪さかがわかる。 ゲスな社長、変態教師、無知な偽善者・・・・ 私の周りを見渡しただけでもいくらでも探せる。 その世間の醜悪さにほとんどの人はがんじがらめになっているのね。 公然と人種差別が行われてた時代の どうしようもない、守りに入ってしまわざるを得なかった主人公の 回想をまじえた告白。 ニコール・キッドマンも極限まで地獄を見た女を 痛ましく熱演してます。 ニコール・キッドマンに特別な思いは全然ないのに 考えてみるとけっこうたくさん見てますね。 カラスは黒いもの。 白いカラスとは・・・・ 原題は “THE HUMAN STAIN”・・・・人間の染み お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.06.26 12:21:28
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