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カテゴリ:映画
映画“裸の19才”新藤兼人が監督した、
死刑囚永山則夫の生い立ちを描いた映画ですね。 19才で連続殺人を犯した少年。 私は前この事件の本は読んでた。 むかしは15才で遠い都会に就職、なんてことが当たり前にあった。 15才で社会の荒波に放り出される、ということの残酷さ。 自分を置き換えてみても辛すぎる。 息子が・・と考えたなら耐えられない。 15才なんてまだ何もわからない子供。 彼はプライドが高かったゆえに絶望も深かった。 私は終始痛ましさしか感じなかった。 2年前、短期間だけ関ったパート先に19才の男の子がいた。 がっしりした体格で正義感が強かった。 その子はちゃんと就職してたけど、 その仕事が好きじゃなかった。 お金が欲しい、ヤクの売人になるかも・・・・なんてことを本気で話してる。 私は人のいない所で本気でその子に訴えた。 “君は純粋で強いのに、悪いことしちゃダメだよ、 悪い事したら自滅するからね、必ず・・・”と。 他人に説教めいた事をするのは気恥ずかしくて勇気がいった。 しかし、このままこの子が悪の道に行ってしまうのは耐えられない。 ちゃんとした大人がそばにいれば彼もそんな事は考えなかったろう。 それは私がもう2.3日後にはそこを止める、と言う時だったから、 彼がその後どうなったかわからない。 私が言ったことを真剣に受け止めてくれたみたいだったけど・・・ 今日介護施設から希望にそえない、と郵便で返事が来た。 あんな古くて暗い建物で、口うるさそうな所、こっちから願い下げだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.08.05 20:47:43
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