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カテゴリ:映画
最近、catvで高峰秀子特集と言う事で、
今日は“雁”という森鴎外原作の作品を見た。 一言で言うと、全く男どもときたら・・・・ この苦々しい気持ちが最初から最後まで付きまとう。 主人公の高峰が、そうとは知らずに妾になった高利貸のオヤジ、 高峰が淡い恋心を抱く老けた気取った学生、 高峰の気弱で情けない父親、と、ろくな男が出てこない。 一体、主人公は今後どうするんだろう・・・と言う、 時代の犠牲になる女性の悲しい未来を感じさせる。 映画ではまだ、女性を主人公にしてるくらいだから そういう、痛ましい感情表現をした終わり方をしてる。 森鴎外の小説“雁”の感想を書いてるサイトを見てみたら、 森鴎外はその時代、そのまんまの男だったらしく、 女好き、なおかつ簡単に女を捨てる。 女を一人の女性としてなんか考えてもいない。 森鴎外自身も愛人を囲ってて、 評判だったらしい美しい妻を何があっても離縁しない、という、 それこそ出口王仁三郎が言うとおり、 真実の愛どころか妻の美貌で虚栄心を満たしてる。 当時、医者で作家なんていったら 得意で仕方がなかったろう。 これだけ有名になってしまえば何をやろうとやりたい放題。 偽善も欲も正当化される。 ムカつくオヤジだ。 みなさん、くれぐれも、有名と言うだけで 真実のわからぬものにだまされぬよう・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.09.13 12:36:23
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