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カテゴリ:社会動向
きのう、図書館に行く途中、駅にビッグイシューをもった男性が立ってる。
私はマスクをしてたから、私の顔がわかったかどうかわからないけど、 私は同じ人から何度も買ってる。 冷たい雨がシトシト降ってたから、 私が最新の、と言って買ったら、彼は “ひどい天気になりましたね~・・” と声をかけてくる。 “寒いよねえ・・”と私も答える。 お金を渡したら “お気をつけて・・” と言った。 いつもそう。 紳士で、感じが良くて、どうしてホームレスになんかなっちゃったんだろう・・・ といつも思う。 厳しい人生だろうなあ、と思う。 第1ページはリリー・フランキーのエッセー。 “お金がないと気力もなくなる・・ 気力は全然ないのに、ものすごく現実離れした夢をもってましたね。 道端で具合悪くなってうずくまってるおじいさんを助けて遺産もらおう、とか、 宝くじで一発当てようと本気で思ってた。” 私と同じ事考えたんだなあ。 “たとえばホームレスの人もそうだけど、 生きる事に不器用な人っている。 言葉が足りないとか、動きが遅いとか・・・ 才能がないわけでも、能力がないわけでもないけど、 資本主義の世界ではそういう人がマイノリティになって、 ドロップアウトさせられてしまう。 自分もそんな人間の一人だから、気持ちがすごくわかる。 でもその状況を哀れだとはまったく思わない。 いつどうなるかなんて誰もわからない。 ・・・一番哀れなのは現状にしがみつき、金がなくなることに怯えてること・・・” ビッグイシューは表紙がカッコいいし、 内容はいつもスッキリとピュアだ。 ひと時、マイナスイオンの空気を感じる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.03.19 19:52:01
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