一人楽しく映画の日々

今日の児童館。
1ヶ月くらい前からかな、盛んに私を挑発する6年生3人組がいた。
“オバサン”というのから始まって、さも意味ありげに私の顔をみてケタケタ笑う・・・
それを3人がかわるがわる、時には一緒になってやる。
今までは“名前で言ってよ”と一応言うか、
彼らと目を合わせないように、気に留めないようにしてた。
そんな悪ガキにどう対応したら良いのかわからなかったから。
私の存在は透明人間のように気にも留めない子が多い中、
彼らは反対に、これでもかと挑発を続ける。
まあ、なめられてはいるけど、一種私に興味があるんだろう、
なんかうまい返し言葉を考えよう、とは思ってた。
しかし、今日、一人がわざわざ私のそばに来て“ババア”といったのは許せなかった。
“人が嫌がることを言うのはいじめだよ、最低だよ”といってやった。
大人の対応じゃないけど、気持ちのままに言うしかなかった。
彼はたぶん、こたえたろう・・・ちょっとして帰って行った、
その後で、他の二人も似た様な事を仕掛けてきたから、同じことを言った。
チクン、くらいはこたえたろう。
月曜にまた行くけど、彼らはどんな態度をするか・・・こたえてないかもしれない。
しかし私はもう黙ってはいない。
クラスメートでも大人でも、いやなことをされるのはいやなのは同じだ。
それをわからせるためにも軽くかわさない方がいい。
職員は、最初はみんな悪ガキのそんな洗礼は受ける、試される、という。
悪ガキのそんなところは私にも理解できる部分はある。
しかし、この辺でナメンナヨ！とわからせることは必要だ。

そうかと思えば、今日はじめてきた4年生という男の子は隣りの市の子で、
お母さんが近くの図書館に行ってる間にきてた。
ちょっと変わってる、と見えたけど、その子は廊下にいた私のそばに来てゲームをやってる。
なんとなく私が話しかけると、ゲーム機から目を離さないけどちゃんと答える。
時には私の顔を見上げながらかわいく答えてくれる。
私が、悪ガキたちが私に意地悪する、と教えたら、
“おばさんの勘違いじゃないの？”
この“おばさん”は悪ガキが言うオバサンじゃない、純粋にお母さんと同じくらいの
知らない年上の女性、という意味で言ってるからかわいい。
彼のその言葉が大人びてたし、癒されたから
彼の頭に手をおいて“そうかもね・・”と言った。
1時間くらいそうして彼とボツボツと話をしてた。
彼は生まれた時からお父さんはいない、お母さんと二人暮らし、と言ってた。
お母さんがお迎えに来て、私とお話ししてたってわかったら
ありがとうございますって言いいなさい、と。
彼はニコニコしてそう言った。
私もこちらこそ、と言った。
階段を下りて行く彼を見てたら、彼も私を見上げたので私はバイバイと手を振った。
彼もニコニコして手を振ってくれた。
良かった、私も楽しかったけど、彼も楽しんでくれたんだ。
とっても忘れられないひと時だった。