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カテゴリ:私のお仕事
今日も保育園だったが、今日は入園したての頃、私がいつ行っても必ず泣いてたひ弱そうなH君が寄ってきた。
そして部屋の端にある棚の上に置いてあるメダカの水槽が見たい、と。 まだ話せないけど、それらしい指示をするので、私が“お魚見たいの?”と聞いたら力強く“ウン!”と。 1.2才頃になると、何語話してるの?と言うくらい何か話すけど日本語になってない。 けどこちらの言うことはわかるから、ウン!とかウウン!とかしっかり答えるからいつも笑ってしまうんですけど。 そしてH君がそうするならボクも・・・と言うことで、次々に抱っこと水槽見学をねだる。 私は二人いっぺんに抱っこして水槽に行くけど、他に二人いる職員の反応が気になって・・・ 彼女たち、常に子供たちがおとなしく、決められてる行動範囲内にいるように努めてる。 子供の要求よりも自分たちの守るべき義務を最優先にするべく振舞ってるから私は気を遣う。 H君も日頃そういう扱いを受けてるんでしょうね。 私がH君の要求に何度も答えてたら、そのうちママがお迎えにきた。 私も、子供が少なくなったから帰ることになり、帰り支度をし、事務室に寄って事務処理をして帰り時になってもH君がまだ玄関で絵本を読んだり道草をしてた。 そして私を見て、またお魚みたい、あそこに連れてって・・みたいな仕草をする。 ママは“いつからそんなに保育園が好きになったの?”と言った。 私、ちょっとびっくりしましたね。 そんなに日頃自分たちの要求は職員に無視されてるのか・・と。 まあ、知ってましたけどね。子供の気持ちより、周囲にどう思われるか、を気にしてる職員が多いことを。 H君がいよいよ帰る気になってサヨナラをする時、私に人差し指を一本指してきた。 どういう意味かよくわからなかったけど、私も咄嗟に同じように人差し指をH君に指したら彼はケラケラ笑って喜んだ。 小さな子達に接すると、必ず何かしら喜びを得られるからたまりません。 今読んでる本は“幼き殺人者全書”と言うのですけど、へたな精神病理学なんか読むより、ずっと勉強になりますよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.09.16 20:09:34
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