|
カテゴリ:私のお仕事
保育園では、今まで私の顔を見て泣いてた子もみんな笑顔を見せるようになりましたね。
合同保育の時間になって隣の部屋からやってくるSちゃんは、先週の末頃までママのお迎えが来るまでずっと泣いてた。 必ず職員が抱っこしてないと大泣きに泣いてた。 その子が翌日、まるで人が変わったように泣くのを止め、一人で歩き回って遊び、私の顔を見てニコニコとしたのには仰天しましたね。 正直、泣き止まないSちゃんを厄介な子だなあ、めんどくさいなあと思ってた。 だけど、考えてみれば、はじめて保育園に入って一日中いるわけだから、夕方には別の部屋に移ったりするわけだから、目まぐるしく変わる生活は可愛そうですよ。 しかしもう2ヶ月・・・まだ2ヶ月、だけど、これくらいの期間でやっと子供たちは新しい環境になれるんですね。 私が心配するよりも子供は逞しいんですよ。 去年からほとんどの子が顔なじみの1才児クラスに行ったら、みんな集まってきたけど、その中の一人M君は私のためにトレーに飲み物とカップに入れた食べ物を持ってきてくれた。(もちろんおもちゃで中身は適当) ちゃんとスプーンをつけてくれたから私は食べる真似をして、周りにいる子達にもスプーンで食べさせる真似をした。 みんな笑いながら食べる真似をして喜んだから可愛かったです。 適当にごちそうさまをしたら、M君、今度はベランダに行こうと私の手をひいた。 担任二人は気の良い可愛い人たちで、私とM君をからかうから私はもっと笑わせようと、 “M君、食後のデートなのね・・・”と言ったら彼女たち大笑い。 ベランダから帰って座ったら、私のエプロンの紐は前の方で結んであるのだが、それを引っ張って解きはじめた。 “アッ、今度は脱がすの?”と言ったら、彼女たち“早すぎるよ・・”と大爆笑。 こんな冗談言えるのも、彼女たちだから。 後半の合同保育の担当になった職員なんか、いつも私の顔を見ると抱っこされに来る、まだちょっとしか歩けないK君が私に抱っこされてるのを見て、 “K君だけを抱っこしてたら動けないから・・・”と奪うように連れて行った。 そうも言えるだろうが、他の子も見てるくらいの頭は働きますよ。 こういう職員が何人かいる。 それは違うでしょう。 楽しく遊べる子はいいが、泣いてる子、ママの帰りを待って不安そうにしてる子、K君のように小さくておとなしい子、孤独に見える子、その子達を安心させようと私は自分から抱いてあげる時もある。 ざっと見渡して頭数だけ見て、ただただ危険を避ける、一人一人の子の気持ちを配慮しないと思われる職員の言葉は頭に来る。 ケガは目に見えるけど、子供の気持ちが傷ついても見えないからね・・・・そんな気持ちがわいてきますよ。 まだ小さな子とは言え、その時の一瞬の配慮がその子の人生を左右することだってあるんじゃないですか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.06.02 22:05:38
コメント(0) | コメントを書く
[私のお仕事] カテゴリの最新記事
|