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カテゴリ:読書
何年経ったか思い出せませんけど〝ミレニアム”というシリーズ本を超えるものは私の中ではまだ出てきてなかった。
しかし、ここに書いたかどうか忘れましたが、帚木蓬生(ははきぎほうせい)の〝アフリカの蹄(ひづめ)”というのが並びました。 その本は1年位前だったかなあ、邦画chで大沢たかお主演の同名の映画を見て知ったわけですが、そもそも帚木蓬生という作家の名前さえ知らなかった。 その作家は医師でもあり、〝アフリカの蹄”も医師が主人公のミステリーというのかなあ、結構ノンフィクションも入ってて南アフリカでの感染症にまつわる政治やら反アパルトヘイト活動家やらが絡んでてスリルがありすごくおもしろかった。 その時はそこまでで、他の作品を探そうなんて思わなかったんですね。 そしたら一週間ほど前にネットでその作家を目にして、たくさん本を出してることに気づいたんです。 〝アフリカの蹄”の続編みたいな形で10年後の南アフリカの状況を〝アフリカの瞳”というタイトルで2004年に出されてるのを知って早速他の作品と一緒に図書館に予約したんですよ。 それはエイズワクチンについての、南アフリカ政府のいい加減さと世界の大製薬会社の汚いやり方が書かれてあって、それを知った主人公の日本人医師と現地の仲間たちが告発していく・・・というこれまた痛快な話で、帚木蓬生って良いお医者さんなんだなあと思ったわけです。 20年前の本だけど今のコロナワクチン騒動と同じ状態なんですよね。 大製薬会社がただただ儲けるために嘘をついて現地人に治験を受けさせる、とか今のご時世と同じですよ。 製薬会社の役員一人の年間の報酬やCM代でワクチンを何か国かに安く提供できる、とかいろんなリアルなデータが載ってましたし、本当に製薬会社の欲深さ、汚さ、恥知らずはいつまでも変わらないんですね。 今のコロナワクチンの治験は世界中の人間が行ってるわけですが。 日本人が一番製薬会社に貢献してるんじゃないですか? 日本政府が、と言った方がいいですけど。 政治家の腑抜けぶり、頭の悪さにいつも〝日本死ね”と激怒してなくちゃならない私は胸のしこりが消えることはないんでしょうね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.05.28 22:46:21
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