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Mar 11, 2005
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カテゴリ:演劇大好き!!
劇団ルネサンス(増岡宏さん主催)の新人公演にいってきました。
今回の公演は、付属俳優塾生のお披露目もかねてのもの。
某声優スクールに通っていた頃の友人が出るという事で、
大張り切りでいってきました、
武蔵野芸能劇場!!


今回の上演内容は、浅田次郎原作作品の郡読。
複数の俳優が椅子に座ったままで演技する、というものだが

生の演技というのは引き込まれる。引力がすごい。

私がみた作品は、「うらぼんえ」と「ラブ、レター」。
お仕事を午後お休みしていったものの、急ぎの仕事が入り、
来場できたのは約30分遅れ(>_<)

にもかかわらず、ぼろぼろ泣いた。

一作品目は、ちょうど山場のところからだが、
役者さんたちの熱意や雰囲気も相まってか、すごく感動してしまったのだ。


友人が出演していたのだが、演じているすがたをみたとき鳥肌が立った。
一生懸命さが力として伝わってきた。
会うのは一年ちょっとブリだが、私は確かに触発され、感動していた。

二作品めの「ラブ・レター」。
最近心がささくれだっていたわたしには、その限りなく純粋なパワーと,
やるせなさの入り混じったストーリーに途中から涙が止まらなくなっていた。


ストーリーは明快、歌舞伎町で40年以上も暮らしてきた男、
その男が偽装結婚の相手の身元引き受けにいく、過程が描かれる。


もちろん、その相手の事なんて知らないわけだから、はじめは相当嫌々である。しかし、遺品の中に、白連という偽装結婚相手から主人公への、手紙が残されているのである。

中国からやってきて、やくざにたらい回しされ、全てはぎ取られて病院にも満足
に行けず死んでいった白連。

しかし彼女のマインドは限りなく純粋で、清楚だった。

葬式には風俗嬢仲間が数名のみ、気味悪がって骨も拾わない。
残された遺品はすり切れた衣料品ひとそろいと真っ赤な口紅。

そのなかで残された手紙には、偽装結婚してくれた主人公への感謝、それから、唯一
手を差し伸べてくれたからだろうか、次第に思いを募らせていったという主人公への恋心が綴られていた。

百連は、主人公を、優しいといい、住んだ場所の海が美しいといい、
周りの人は良くしてくれると、それだけを書いて死んでいった。



しかし本当は、そんな事では無いのが現実だ。


 警察でさえ知っているのに、彼女の死に疑問ももたずに死の手続きをする。
自然な病死だからだ。
だれも悲しまない。

 偽装結婚をするのが優しいはずは無い。
金のためなのを主人公自身がよく知っている・・・。


かなしいほどの純粋さ。そして・・・

というのが大筋だ。

ストーリーもよくできているが、役者というのはすごい。
人間がやるからすごいのだろうか。



しかも目の前で。テレビなんかとは伝えるパワーが違う。

 
自分のいまの境遇もあいまって、久しぶりに心が洗われるような涙を流した。


原点に戻ろうと思った。

私は、小劇場が好きだ。
今回の公演も、50人位が定員だろうという、空間だった。

役者との空間が近い、空気が伝わってくる。

しかも。これから、という状況の人間のひた向きさ。



東京まで出かけたかいがあったと、思った。
 





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最終更新日  Mar 13, 2005 02:20:13 PM
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