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2005/02/08
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カテゴリ:フライトの話
私が何か特別なことをした訳ではないけどお客さんが(日本人)
「ちょっと早いけど」
と言いながらバレンタインチョコをくださった。
ステキ!さりげなくそういうことができるのってカッコイイ。
四六時中笑顔でとても感じいい方。
下心があるわけでも何でもなく。すごくうれしかった。

思い出せば時々頂きものをしてる。
高価なものとかではなくちょっとした何か。
その気持ちがうれしい。

今までの中で特に印象に残ったギフトを紹介:

一度もお話をしていない男性のお客様が飛行機を降りる際に突然渡してきた箱。
開けると小さなガラスの瓶で中に筆で絵が書いてある。
名刺も入ってて電話を待ってますかなんか書いてあったけど
良く見ると父親と同じ会社の人だった。(支店がちがったので知らない人らしい)(苦笑)

50才ぐらいの女性が私に「あなたにはこれが必要だと思う」と言い、
くださったのは2cm×3cmの白黒写真。
まぶしい光の写真としか説明できない。
裏返しすると赤い印が押してあって富士山の何か…。お守りなんだそう。
お気持ちはうれしかったけど正直、怖かった。
信仰宗教的な気がしたのと(間違ってたらごめんなさい)私にこれが「必要」だと言われたこと。
悪い目に遭いそう...?飛行機が落ちそうとか...?
持ち歩くのは何だかギョッとするし処分したら罰が当たりそうだし、
大事に引き出しにしまってる。

言葉がお互いに全く通じない中国人の老夫婦がいた。
サ-ビス中はずっとサインランゲ-ジや漢字でなんとかコミュニケーションをとっていた。
最後に突然千円札を渡された。
大したことをしていないし会社の規定でお金を受け取ってはいけないし
お断りをしたら制服のポケットに差し込まれた。

ある日本人のおばあちゃん。
出発してお飲みものをお伺いして少しお話をしただけなのに素晴らしい詩を書いてくれた。
大事にしまってサ-ビスを続けてたらそのおばあちゃん、
突然意識がもうろうとしてお医者さんの呼び出しをした。
脈がどんどん弱くなった。
さっき頂いた詩が彼女の最後の言葉だったらどうしよう、なんて思ったけど
しばらくしたら回復した。
本当に良かった。とても素敵な方。

9.11のテロから一周年の日のフライトのとき。
サ-ビスが終わると常連さんとお連れの女性の方が飛行機をまわって
乗務員一人一人にパイロットの格好をしたテディベアを配った。
彼らは「ありがとう」と言いながら目に涙を浮かべてた。
何があったんだろう。
テロの時、大事な人を飛行機で亡くしたのかもしれない。





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Last updated  2006/03/04 02:55:02 PM
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