カテゴリ:フライトの話
ほぼ毎回、どこかの会社のお偉いさんが乗っている。
こういう方の多くには当社を頻繁にご利用頂いているだけではなく、 その会社の他の社員が当社を今後利用するかしないかの権限を握っている方たちでもある。 とても気を使う。 でも皆さんは旅慣れていらっしゃるせいなのか、 大抵お食事が終わると仕事をしたいか寝たいのどっちかであまり邪魔されたくない。 一生忘れないVIPのお客様は成田行きに乗っていたロックフェラー家7名様。 ロックフェラー家と言えばアメリカの石油王。何十兆円もの財産を持っている。 国連本部の土地はロックフェラー家による寄付なのだそう。 同僚が乗務した便の話だが、あるフライトに某有名デニム会社の社長が乗っていた。 その飛行機は出発してからしばらくすると地上からの連絡が入り、 爆弾が仕掛けられてるかもしれない疑いがあるとのことだった。 しかも altitude bomb で、ある一定の高度より低いところに下がると爆発すると思われたため、 その時飛んでいたところの周辺でいちばん高度が高いデンバーの空港に着陸を試みることになった。 結局爆弾があったのかどうかは分からないけど、その社長さんが 乗務員全員のジーンズのサイズを聞いてその後みんなに無料でジーンズが贈られた。 ステキ。 来週はどんなお客さんが乗るのかな? ******************************************************* いつも過去のフライトの話ばかりで気付いたらリアルタイムさに欠けるなと思ったので もう少しその日の出来事も書こうかな?ちっちゃなことばかりで対した話にはならないけど。 昨日はと言えば、サービス真っ最中にお子さんが具合が悪くなり、吐いてしまった。 座席のポケットに用意してある袋に入っていれば良くある出来事で終わるけれど、 毛布や席、床、通路にまでかかってしまった。(お食事中のみなさん、すみません) こうなると大変。衛星的な問題で、正しく掃除をしなければならない。 特殊な粉をまいて、固まるのを待つ。そして手袋をはめて、スコップのようなものでかき集める。 そしてそのゴミとかかった毛布や枕など、全てをバイオハザード(生物危害?)のゴミ専用の袋に入れ、処分する。 ということで私はサービスの半分は欠席状態。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/02/01 03:03:33 PM
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