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2005/03/31
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カテゴリ:地上の生活
今携帯に「通知不可能」との表示の電話がかかってきた。これは必ずあることを意味する。海外にある本社からの電話。

そしてこれから仕事だというのに電話がかかってくるというのはだいたいいい知らせじゃない。今日のお知らせというのは、「あなたのフライトがディレイしてます」。1時間遅くなったとのことなので1時間遅れで出勤するけど、大抵会社というのはとても楽観的な予測をするのであって、本当は2時間だったりする。

先月の同じ便での話。

その日は会社からの連絡もなく、普通に出勤して乗務員集まってブリーフィングをして、飛行機へと進んだ。搭乗も始まり、そろそろドアが閉まるかなって時に、ビジネスのお客様が私たちに近づいてきた。

「この飛行機、飛ばないかもしれない。」

と、彼は言う。彼というのは日本人の方で常連さん。いつもいつもご利用頂いてる大事なお客さん。いつもニコニコしてる。その日もニコニコしながら衝撃的なニュースを教えてくれた。

「え?どうしてですか?」

そんな話はまったくないし、飛ばない理由なんかないんだけど、と思ってたら彼が説明してくれた。彼の携帯にメールが届いてた(ドアがまだ開いていたので携帯の利用は可能)。ウチの会社の整備士からだった。(お?)(仲がいいらしい)なんと、その飛行機の貨物室の一部のドアにひびが発見されたという。聞いてないよ~ すごい!内部情報!私たちも知らないのに!

慌ててパーサーにその話をしに行ったら操縦席からのアナウンスが入った。お客様が教えてくれた通りの内容だった。

点検してどうするかを検討中の間ずっと生中継で整備士からメールがお客さんのところに届く(メールうってる暇あるのか?!でも責任者みたいな人で実際に携わってない人だったかもね)。そのつど、お客さんが私たちにメールを見せてくれる。ニコニコしながら「参ったな~ 今日は飛ばないとまずいんだよな~」と言いながら(かわいい)。

結局どうなったかと言うと、貨物室の一部は完全に使えない(空にしないといけない)ということで:

1.荷物を大量に降ろす。
2.機体の重さのバランスの関係でお客さんも60人ほど降りて頂く。

結構大変だった。でも60人って誰をどんな基準で降りて頂く訳??と心配してたらボランティアちゃんといるもんですね~。もちろん、お金と宿泊つきでしたけどね。

それにしても常連さんってすごい情報源あるな、と関心してしまう。
私たちよりいち早く新路線や空港のことなど、とても詳しい。
見習わないといけない!恥ずかしい。

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Last updated  2006/02/02 04:14:08 PM



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