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2005/05/10
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カテゴリ:地上の生活
日々のつぶやきを読んでくださってる方ならもうご存知かと思うけど、やっぱり私は小心者。

両親に言わせると「小心者」ではなく、「慎重」なのだと言う。 やさしい。

微妙な線かもしれない。

客室乗務員になるための研修では実にさまざまなことをやらされたけど、
いちばん記憶に焼きついてるのは飛行機の脱出スライドを滑る練習。

緊急脱出の際に使うこのスライド。
陸の場合、これを滑って地面に降りる。
海の場合、これに乗りこんで飛行機からはずし、巨大ラフトになる。

全員、一人ずつ、このスライドを滑って降りなければならない。
研修生はみんな下からこの巨大滑り台を見て、楽しそう~って言ってる。
もちろん、私も。
そして一人ずつ、階段をのぼって滑っていった。

この滑り方がポイントとなる。
公園の滑り台のように座ってびゅ~んと楽しそうに滑ってはいけない。
ジャンプして、滑り台に落ちる感じで滑らされる。
緊急時には一人ずつ座ってゆっくり滑っていく暇はないから。

同期の子たちはみんな楽しそうにどんどん降りてくる。

そして、私の番が来た。

階段を上り、(この時点ではなんとも思ってない)スライドのトップに立った。
恐ろしく地面が遠かった。
滑れなかった。

下でみんな待ってる。私がなかなか降りないので後からの人たちも先に滑って行った。
そして最後に私だけ上に取り残された。
座って滑ろうとすると「ダメ!」と注意される。

また立って遠い遠いスライドの先を見る私。

みんな応援してくれてる中(恥)泣き出してしまった。
そして「正しく降りれないと今日あなたは帰されます」と言うインストラクター。
降りないとおしまいなんだ、と思って最終的に泣きながら滑った。

私がやっと終わると他の人たちは「もう一度滑っていいですか~?」と聞いてる。 なんだよ

こういうことがあったけど、念のために言わせて頂きます。
緊急時だったら怖いだとか、そんなこと考えません。
言われなくてもどんどんジャンプして行きます。
説得力ないかもしれないけど、怖いと思ったのは小心者の私一人だけだったので。

みなさんも緊急時には手荷物は持たずにびゅんびゅん行ってください。


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Last updated  2006/02/02 10:26:58 PM



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