テーマ:飛行機のはなし(114)
カテゴリ:フライトの話
今回一緒に働いた一人の客室乗務員はちょっと疲れた顔をしてた。
話を聞くと、彼女のお母さんは脳腫瘍ができてかなり弱ってきている。 あと1週間持つかどうか分からないから早く仕事を終えて一緒にいたいと言ってた。 そのお母さんは某空港の近くに住んでいて、飛行機の離着陸時にはその家が上空から見える。 娘さんがフライトのたびに、時間を見計らって、そのお母さん、なんと地上からフレアー(遭難したときなどに使う、色のついた煙みたいなのがたつヤツ)で合図をするのだそう。 私は飛行機の右側に座っていたので見えなかったけど、そう言えば彼女、左側の希望を出してたな... 素敵な話、久しぶりに聞いた。 病気のお母さん、今もなお体力を振り絞って合図を送っているなんて。 泣けてくる。 なんとか長生きしてほしい。 今日は何位? 人気ブログランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/06/12 12:23:02 AM
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