先日のシャンパンとオレンジジュースの見分け方に引き続き(笑)、
機内で聞かれてちょっと困る質問、考えてみた。


○お酒を頼んだ青年が微妙に未成年な気がして、失礼ですが歳はおいくつでしょうか？とお伺いすると：
「いくつだったら飲めるんですか？」
.....　そりゃ～　お客様のお歳をまず教えてね♪そのあとお教えてあげるね。

○お食事と一緒にお渡しするお水に指を刺して：
「この水は飲めるんですか？」
.....　飲めます。飲めないお水をお配りしてたらきっと営業停止処分になるかと思います♪ご心配なく。

○そして毎回各客室乗務員が数回聞かれる、みなさんなにげなく聞いてるけど、実はちょっと困っちゃうのが：


「ペンを貸してください」


*レッスン２：　飛行機に乗るときはなるべくボールペンを用意しましょう♪


国際線に乗るときは入国書類や税関申告書の記入などで、何かとペンの登場回数が多い。

きっとお客さんはみんな荷物のどこかにペンはあるんだろうけど、
取り出しにくいのか預けてしまったとかで手元にない方、ものすごく多い。

ということで、フライトごとに出発直後から始まる「ペンを貸してください」の嵐。


何が困るかと言うと：

会社はペンを用意していない

→　私物を貸す

→　５割は返ってこない

→　「返して」と言いたくない

→　各フライトでペンが数本減る

時々返してほしそうな顔（？）をして通路をゆっくり往復してみるけど、
あまり効き目がないらしい。

あと、時々これはやっぱり返してほしいなというペンだと「終わったかな？」と聞きに行くけど、
「どっか落としちゃった」とか言われたり。　おい。

会社がロゴ入りのペンでも大量に用意してくれればいいけど、
経費になるので今のところ改善できない状況だそう。

この仕事を始めて１ヶ月目に、私のペンはみんな貸し出し中だったので先輩にちょっと貸してください、と言うと

「私は貸さない主義」

と言われてショックを受けたことがある。

なぜ？ひどい！盗むとでも...？

同僚にさえ、ペンを貸さないヤツ。怖い。

お客さんにお断りできないので（平気で断る人いっぱいいるけど...）、
海外で安～いヤツを大量に買い込んだりしてる。
それなら戻ってこなくても泣かない。

でもそういう理由で長いこと愛用してるモンブランのペンを身につけていない。
「貸して」と言われたら「やだ」と言わなきゃいけないので（笑）

同僚はモンブランを貸してあとで返してもらおうとしたら「なくした」とお客さんに言われたので
「到着前に見つからなければ弁償してもらう」
と言ったらしい（爆）。
ちゃんと見つかった☆


（写真：最近愛用してるフィッシュペン。原美術館で発見。釣りのルアーを作ってる会社がデザイン。
とてもリアル。貸し出し禁止系。　笑）


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