テーマ:飛行機のはなし(114)
カテゴリ:フライトの話
「PA」は「Passenger Address System」 (機内放送装置)の略。
これを使って私たちは機内でアナウンスをする。 ちなみに時々聞く「Attention please!」は誰が言い始めたのか分からないけど(ドラマのせりふ?)、機内では言いません(笑)。 ご存知の通り、PAは主に飛行時間や到着時刻、機内サービス、マイル数などのアナウンスのために使う。 トイレで誰かが タバコを吸った形跡を発見すると脅し系の注意アナウンスも(苦笑)。 けどお客さんが聞こえないところでも使われる。 出発前と到着後、お客さんがいないところで。 特にジャンボだと乗務員の数が多いし、言いたいことがあればPAを使うのが手っ取り早い。 人をかき集める時間も探しに行く時間も短縮できる。 最新の飛行時間や飛行中揺れが予想される時間帯などの説明があったり、 不足している備品があればPAを使ってチーフに頼んだり。 けどそれ以外にも CDを出している同僚はPA越しに歌を披露してくれたり、 アイポッドをつないで私の好きなレッチリを流す人も(汗)。 (ちゃんと仕事をしています、ご心配なく) 到着後も 「おつかれ~」や 「誕生日おめでとう~!」(歌つき) などにも使われることが。 けどこの前はちょっと怒った。 小さな男の子連れのご家族がいらして、飛行機にとても興味がありそうだったので到着後、声をかけてみた。 「操縦室が見たければ今ならきっと機長は見せてくれると思うよ」 喜んでくださったようでご家族は飛行機の前方に行ってきた。 他のお客さんは全員降りて、私たちも降りる支度をしてたら、チーフがPA越しに 「まだ降りてない乗客がいるから私たちは降りれない」 と言った。 操縦室に数人いることに気づかずに乗務員が降りないようにアナウンスをしたのだろうけど、 デリカシーのかけらもない。 だってそのご家族にだって聞こえるアナウンスなんだから、あっ、悪いことしたな、私たちのせいで乗務員たちが降りれないんだ、 と思ってしまうかもしれない。 PAは誰が聞いてるか分からないから使い方に気をつけないと~ いつもありがとうございます!人気ブログランキング 旅に出よう! 日記は携帯にも発信中: http://plaza.rakuten.co.jp/skyflyer お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/08/30 12:20:22 AM
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