先日ちょっと困ったことが。

出発前にお客様の座席変更の件で地上係員を探しに行くと、地上係員・客室乗務員責任者と一人のお客様がどうやらもめてた(^^;)。

他の係員に変更をお願いをして手続きを待っている間、お話が聞こえてしまった。

お怒りだったので声が大きかった....

どうやらお客様は出発前に機内免税品のある商品が積んであるかどうか在庫確認をしてほしいということだった。

免税品は各到着地で補充されないため、カタログに掲載されている商品でも時々最初から在庫切れということもある。

このお客様はきっとこのことがご存知で確認をしたかったのだと思う。

問題は地上では免税品のカートの鍵を開けることは許されていない。
また、これは免税品の会社（航空会社ではない）のやり方の問題だが、在庫が確認できるリストはカートの中にしかない。

チーフがそれを説明するとそのお客さんは、機長にカートを開ける許可をもらってほしい、と言った。

飛行機には確かに「機長の権限」というものがあるけど、地上係員もチーフもお断りしているし規定がはっきりしている中、
機長を巻き込んだところで返事が変わるわけではない。

しかし念のためにチーフは機長に電話をかけ、事情を説明したところやはり開けられないという答えだった。

その後の対応に関してはここで公表するべきではない気がするので控えておくけど（ごめんなさい）、お客さんはカンカンだった。

出発前に確認してどうする、という疑問はあるけど、それはさておき....

「ない」と言われたらどうする？空港内の免税店で買いに行けるように出発を遅らせる訳にいかないし？

いろんな事情があるのだろう。

時々私にはよく分からない事情だったりするけど。

それがこの仕事の一つの面白さではある。本当に。

密室に何百人も集まればいろんな人生・いろんな事情がある。


いつもありがとうございます！人気ブログランキング

旅に出よう！
携帯からも： http://plaza.rakuten.co.jp/skyflyer